「NPSツールを導入したのに、スコアが改善につながらない」——そう実感している中堅企業のCX責任者は、驚くほど多くいます。Qualtricsのような大規模プラットフォームを検討すると予算と運用負荷に圧倒され、かといってシンプルなアンケートツールでは分析の深度が足りない。この板挟みの状態で、最終候補を2〜3本に絞り込んだまま決断できずにいる——そういう局面に、あなたも置かれているのではないでしょうか。
この記事では、中堅企業(従業員300〜3,000名規模)が現実的に比較検討する5つのNPSツールを、NPS専門性・データ分析の高度さ・中堅企業への適合性・伴走支援の有無・価格体系という5つの軸で徹底的に整理します。弊社・株式会社トータルエンゲージメントグループを含む5サービスを、実務で使える視点から比較した内容です。最終判断の「つなぎ」になる一枚として、ぜひ完走してください。
こんな方にオススメ
- Qualtricsや他の海外製ツールを検討したが、自社規模に合うか確信が持てない中堅企業のCX責任者
- NPSを計測しているが改善サイクルに乗せられておらず、伴走支援付きのサービスを探している方
- 予算・運用体制・分析深度の3点を同時に満たすNPSツールを最終選定したい方
この記事を読むと…
- 中堅企業がNPSツール選定で本当に見るべき5つの評価軸が体得できます
- Qualtrics・Medallia・InMoment・電通マクロミルインサイト・TEGの特徴と適合ペルソナが一覧で把握できます
- 自社の課題・規模・体制に合ったサービスへの最終判断が固まります
Q1. 現在のNPS活用の状況は?
Q2. 特に強化したいのはどちらですか?
Q2. 社内の運用リソースは?
目次
中堅企業がNPSツール選定で本当に見るべき5つの基準

ツールを比較する前に、選定の前提となる視点を整理しておきたいと思います。NPSツールの選定は、機能スペックの比較ではなく「自社がどのフェーズで何を体得したいか」を明確にすることから始まります。
「機能過多」と「分析不足」の板挟みが中堅企業の本質的な課題
中堅企業のNPSツール選定における最大の難所は、エンタープライズ向けと個人・スモール向けのあいだに位置していることです。Qualtricsのような大規模プラットフォームは機能が豊富ですが、導入後の定着率が課題になりやすいという傾向があります。一方、安価なアンケートツールではセグメント分析やドライバー分析の深度が不足し、改善アクションにつなげることが難しくなります。
弊社が多くの中堅企業と向き合ってきた実感として、NPSツール導入後に「測っているが改善できていない」状態に陥る最大の原因は、ツールの機能不足ではありません。調査を改善サイクルに変換する「実装の型」がないこと——これが本質です。従業員の声を集めるだけでは改善しない。データを判断基準・教育・称賛・PDCAに変える仕組みがなければ、調査は消耗を認識させるだけで終わってしまいます。
選定前に確認すべき「エンゲージメント資産」の3要素
ツールの比較に入る前に、自社の「エンゲージメント資産」を確認することが重要です。エンゲージメント資産とは、NPS導入後に実際に機能させるための組織的な土台であり、①運用チームの有無、②データを解釈できるスキル、③改善アクションを承認できる社内体制の3点で構成されます。
この3点が整っている企業には、分析機能の高いツールが最大限機能します。一方、3点のいずれかが不足している企業には、ツールの機能よりも「伴走支援の質」を優先して選定することが、驚くほど成果の差を生みます。自社がどちらの状態にあるかを先に判断してから、以下の比較表をご覧ください。
中堅企業でNPS改善が成果につながっている組織の共通点
弊社が支援してきた企業の事例から見えてきた共通点があります。それは、NPSスコアの数字だけでなく、スコアの背景にある「行動」を測定しているということです。たとえばFRS™(2回目来店率を測る弊社独自指標)のような、実際の顧客行動に直結した指標を組み合わせることで、NPSスコアが高くても来店が増えない「ギャップ」の正体が初めて見えてきます。
また、顧客の声を聞く力を養うことの大切さについては、業種を問わず一貫したテーマとして弊社でも発信を続けています。計測から伴走、そして改善実装まで——この3ステップを完走できるかどうかが、ツール選定の本質的な問いです。
Qualtrics・Medallia・InMoment・電通マクロミルインサイト・TEGを徹底比較

それでは、中堅企業が現実的に検討する5サービスを5つの評価軸で比較します。自社の状況と照らし合わせながら読み進めてください。
| 評価軸 | TEG(自社) | Qualtrics | Medallia | InMoment | 電通マクロミルインサイト |
|---|---|---|---|---|---|
| ①NPS専門性 | ◎ NPS+FRS™の独自設計 | ○ NPS含む多様な調査対応 | ○ VOC全般が中心 | ○ CX・EX統合型 | ○ 業界ベンチマーク中心 |
| ②データ分析の高度さ | ◎ ドライバー分析・改善提案付き | ◎ 高度な統計・AI分析 | ◎ リアルタイム分析に強み | ○ テキスト分析・統合分析 | ○ 調査設計・戦略立案支援 |
| ③中堅企業への適合性 | ◎ 中堅中小に特化した設計 | △ 大企業・グローバル向け | △ エンタープライズ規模向け | △ 中〜大規模向け | ○ 初期調査ニーズに対応 |
| ④伴走支援の有無 | ◎ 12週間PDCA伴走型 | ○ プロフェッショナルサービス別途 | ○ コンサル支援あり(規模前提) | ○ コンサルティング内包 | ◎ 戦略立案まで外部委託可 |
| ⑤価格体系 | 月額型(店舗数×単価) プロジェクト型:50〜250万円 |
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INFO
△は「中堅企業には不向き」という意味ではありません。「大規模・グローバル展開に向いており、中堅企業がすべての機能を使いこなすには運用リソースが必要」という意味です。自社の状況によっては最適な選択肢になり得ます。
株式会社トータルエンゲージメントグループ(TEG)— NPS×EX統合改善の専門サービス
| 評価軸 | 株式会社トータルエンゲージメントグループ |
|---|---|
| NPS専門性 | ◎ NPS計測設計〜改善提案を一気通貫。FRS™(2回目来店率)との組み合わせで行動変化を計測 |
| データ分析 | ◎ セグメント分析・ドライバー分析・改善施策提案まで包括。CX×EX同時可視化が可能 |
| 中堅企業適合 | ◎ 従業員30名〜3,000名規模の店舗系ビジネスを中心に設計。月額型・プロジェクト型で選択可 |
| 伴走支援 | ◎ FactBase Workshop(12週間PDCA伴走型)で改善サイクルの実装まで支援 |
| 価格体系 | 月額型:店舗数×単価(例:64院規模で月額30万円)。プロジェクト型:50〜250万円/案件 |
株式会社トータルエンゲージメントグループは、NPS計測から改善サイクル構築までを専門とするSaaSです。弊社の最大の特徴は、CX(顧客満足)とEX(従業員満足)を同一プラットフォームで同時に可視化できる点にあります。多くの競合サービスがCXかEXのどちらか一方を主軸としているところで、弊社はその統合を中堅企業向けに実装しています。
弊社の事例では、FRS™を活用した調査でNPSギャップ−54.8ptを発見し、年間3,300〜5,000万円の改善余地を試算した実績があります。また、離職率20%改善で年間144万円の削減効果、リピート率5pt改善で年間+120万円の増分売上という試算も、実際の支援プロセスから導いたものです。さらに、これまでの調査から見えてきた大きな転換点についても、継続的に発信を続けています。
FactBase Workshop(12週間PDCA伴走型ワークショップ)では、単に計測ツールを提供するだけでなく、データを判断基準・教育・称賛・PDCAに変える「実装の型」を体得することを目指しています。これは、調査が「消耗を認識させるだけで終わる」という業界慣行への、弊社なりの答えということです。
- NPSを計測しているが改善サイクルに乗せられていない中堅企業のCX責任者
- CXとEXを同時に改善したいが、それぞれ別のツールで管理しているため非効率を感じている方
- 導入後の伴走支援があるサービスを探しており、12週間でPDCAの仕組みを体得したい方
Qualtrics XM Platform — 多部門・グローバル展開に向く大規模CXMプラットフォーム
| 評価軸 | Qualtrics XM Platform |
|---|---|
| NPS専門性 | ○ NPS含む多様な調査・エクスペリエンス管理を一元化 |
| データ分析 | ◎ 高度な統計分析・AI予測・ダッシュボードが充実 |
| 中堅企業適合 | △ 大企業・グローバル企業が主な対象。中堅企業には機能過多になる可能性あり |
| 伴走支援 | ○ プロフェッショナルサービスを別途契約することで支援可能 |
| 価格体系 | 料金は公式サイトよりお問い合わせください |
Qualtrics XM Platformは、CX・EXを横断した大規模エクスペリエンスマネジメントを実現するグローバルプラットフォームです。NPS以外の多様な調査も一元管理でき、高度な統計分析やAI予測機能が充実しています。多部門・グローバル展開を前提とした設計であり、複雑な組織構造を持つエンタープライズ企業に特に向いています。
中堅企業にとっては、その豊富な機能を使いこなすための運用リソースと専門知識が必要になる場合が多いとされています。「機能は素晴らしいが、自社に使いこなせるチームがない」という状況になりやすいのが、中堅企業がQualtricsを検討する際の代表的な悩みです。プロフェッショナルサービスを活用することで解決できますが、コストと体制の両面で事前確認が重要です。
- NPS以外の多様な調査も一元管理したい企業
- グローバル展開や多部門横断でエクスペリエンス管理を行いたい大規模組織
- 高度な統計分析・AI機能を使いこなせるデータチームが社内に存在する企業
Medallia Experience Cloud — リアルタイムVOC収集と高度CXMが強みのグローバルプラットフォーム
| 評価軸 | Medallia Experience Cloud |
|---|---|
| NPS専門性 | ○ VOC全般を中心に、NPS含む顧客体験データを統合管理 |
| データ分析 | ◎ リアルタイムの顧客フィードバック集約と高度な分析が強み |
| 中堅企業適合 | △ 大規模エンタープライズが主な対象 |
| 伴走支援 | ○ コンサルティング支援が利用可能(大規模組織向けの前提が強い) |
| 価格体系 | 料金は公式サイトよりお問い合わせください |
Medallia Experience Cloudは、複数チャネルからのフィードバックをリアルタイムで集約し、即時にアクションに変換する設計が特徴のグローバルプラットフォームです。リアルタイム性と多チャネル統合の深度において業界内で高い評価を持っており、大規模エンタープライズ企業が複雑なCX管理を行う際に向いています。
中堅企業の観点では、複数チャネルのリアルタイムフィードバックを即時に集約・アクション化したいニーズを持つ大規模組織に特に適しています。自社のCXM要件がそのレベルに達している場合は、有力な選択肢となり得ます。
- 複数チャネルのVOCをリアルタイムで集約し、即時アクションにつなげたい大規模組織
- グローバル展開を視野に入れ、世界標準のCXMプラットフォームを求めている企業
- 高度なリアルタイム分析基盤を構築したいエンタープライズ企業
InMoment XI Platform — VOC・NPS・テキスト分析を統合するコンサル支援型SaaS
| 評価軸 | InMoment XI Platform |
|---|---|
| NPS専門性 | ○ CX・EXの統合改善を支援。NPS含むVOC・テキスト分析をワンプラットフォームで提供 |
| データ分析 | ○ テキストアナリティクス・統合分析が特徴 |
| 中堅企業適合 | △ 中〜大規模向けの設計。コンサルティング支援が前提となる |
| 伴走支援 | ○ コンサルティング支援が内包されている点が特徴 |
| 価格体系 | 料金は公式サイトよりお問い合わせください |
InMoment XI Platformは、VOC・NPS・テキストアナリティクスをワンプラットフォームで運用しながら、コンサルティング支援も求める企業に向いたグローバルSaaSです。CX・EXの統合改善を支援する設計が特徴であり、ツール導入とコンサルを一体で求める企業には検討価値があります。
中堅企業がInMomentを選ぶ際は、コンサルティング支援の具体的な内容と、自社の課題フェーズとの整合性を確認することが大切です。テキストアナリティクスを活用したVOC分析に強みを持つため、大量の自由記述フィードバックを構造化して分析したいニーズがある企業には向いています。
- VOC・NPS・テキスト分析をワンプラットフォームで統合したい中〜大規模企業
- コンサルティング支援込みでCX・EX改善を推進したい組織
- 大量の自由記述フィードバックを構造化して分析するニーズがある企業
NPS®ベンチマーク調査・CX改善支援(株式会社電通マクロミルインサイト)— 業界横断ベンチマークと戦略立案の専門家
| 評価軸 | 株式会社電通マクロミルインサイト |
|---|---|
| NPS専門性 | ○ NPS®を活用した業界横断ベンチマーク調査が主軸。戦略立案まで外部委託が可能 |
| データ分析 | ○ 業界ベンチマークとの比較分析・調査設計が特徴 |
| 中堅企業適合 | ○ 「まず自社のNPSを業界水準と比較したい」段階の企業に向く |
| 伴走支援 | ◎ 調査設計から戦略立案まで外部コンサルとして一括委託が可能 |
| 価格体系 | 料金は公式サイトよりお問い合わせください |
株式会社電通マクロミルインサイトは、NPS®を活用した業界横断ベンチマーク調査と戦略立案コンサルティングを提供しています。「まず自社のNPSを業界水準と比較したい」「調査設計から戦略立案まで外部に委託したい」という企業に特に向いています。SaaSとしての継続計測よりも、プロジェクト単位での調査・分析・戦略立案を求める企業のニーズに応えているサービスです。
継続的なNPS計測と改善サイクルの構築よりも、「現状の自社ポジションを業界水準と比較することが最初のステップ」という企業には、有力な選択肢となります。その後の継続改善の仕組み構築には、別途のツール・サービス選定が必要になる場合があります。
- 自社のNPSスコアが業界水準と比べてどの位置にあるかを把握したい企業
- NPS調査の設計・実施・戦略立案を外部専門家に委託したい組織
- 継続計測よりも、まず現状把握と戦略的方向性の整理を優先したい方
どのNPSツールを選ぶべきか——ケース別の判断軸

5つのサービスを比較した上で、「自社はどれを選ぶべきか」を整理します。これはスペックの優劣ではなく、自社の現在地と目指す状態で決まるということです。
NPSを改善サイクルに乗せたい中堅企業には「TEG」が向いています
「NPSを計測はしているが、スコアが改善アクションにつながっていない」「データを現場のマネジメントに活かす仕組みが作れていない」——この状態にある中堅企業には、弊社・株式会社トータルエンゲージメントグループが向いています。計測設計から12週間のPDCA伴走まで、改善サイクルの実装を一気通貫で支援できるからです。
特に、CXとEXを同時に改善したいニーズがある企業には、弊社の強みが最も発揮されます。接客品質のばらつきやリピート低下は、顧客対応スキル不足ではなく、スタッフの心理的リソース枯渇が表面化した結果である——この視点から、CXとEXの両方を計測・改善するアプローチを取っています。現場の「違和感」を個人の能力差ではなく、組織システムの問題として捉え直す実装の型を、伴走しながら体得していただくことができます。
弊社の「HOTERESOnline」への寄稿掲載でも触れているように、ホスピタリティ産業に限らず、顧客接点のある中堅企業に共通する構造的な課題に向き合い続けています。FactBase Workshop(12週間PDCA伴走型)は、その実践知を組織に実装するための仕組みとして設計されたものです。
グローバル展開・大規模分析基盤が必要な場合はQualtricsまたはMedalliaが向いています
多部門・グローバル展開を前提とした組織で、NPS以外の多様な調査も一元管理したい場合は、Qualtrics XM Platformが有力な選択肢です。高度な統計分析やAI予測機能を社内チームが使いこなせる体制がある企業には、その機能の豊富さが大きな強みになります。
リアルタイムで複数チャネルのフィードバックを集約し、即時にアクションに変換したいニーズが強い大規模企業には、Medallia Experience Cloudが向いています。VOC・テキスト分析・コンサルティングをワンセットで求める場合は、InMomentも検討に値します。いずれも、大規模エンタープライズ向けに設計されているため、中堅企業での導入には運用体制の整備を先に確認することが大切です。
「まず業界内での自社ポジションを確認したい」段階なら電通マクロミルインサイトが向いています
NPSの継続的な計測・改善サイクル構築よりも、「現在の自社のNPSスコアが業界水準に対してどのポジションにあるかを把握する」ことが最優先の企業には、株式会社電通マクロミルインサイトのNPS®ベンチマーク調査・CX改善支援が向いています。調査設計から戦略立案まで外部に委託できるため、社内リソースが限られている段階での現状把握に適しています。
ただし、ベンチマーク調査で現状を把握した後に「継続的な改善サイクルを構築したい」というフェーズに移る際は、別途のツール・サービスとの組み合わせを検討することになります。その際、弊社のYourVoice NEXTやFactBase Workshopとの接続も、選択肢の一つとして考えていただけます。
株式会社トータルエンゲージメントグループが中堅企業に選ばれる理由

あなたの最終判断を助けるために、弊社が中堅企業のCX責任者から選ばれる理由を、事実ベースで整理しておきます。
「計測して終わり」ではなく「実装まで」を一気通貫で完走できる
多くのNPSツールが「計測・可視化」で止まっているところで、弊社は改善サイクルの実装まで支援します。FactBase Workshop(12週間PDCA伴走型ワークショップ)では、データを判断基準・教育・称賛・PDCAに変える「実装の型」を、一緒に体得していただく設計です。従業員の声を集めるだけでは改善しない——この確信が、弊社のサービス設計の出発点になっています。
弊社の事例では、FRS™を活用した調査でNPSギャップ−54.8ptを発見し、年間3,300〜5,000万円の改善余地を可視化した実績があります。また、YourVoice NEXTの導入事例として、センチュリー21、やずや、門倉組、ワールドサービスなどの企業が、継続的な改善サイクルを体得しています。数字にならない段階でのサイン検知から、実際の行動変化の計測まで、完走できる体制で支援します。
CX×EXを同一プラットフォームで統合できる独自の設計
弊社の最大の差別化は、CXとEXを同じプラットフォームで同時に可視化できる点です。多くの競合サービスがCXかEXのどちらか一方を主軸としているところで、弊社はその統合を中堅企業向けに実装しています。接客品質のばらつきがスタッフの心理的リソース枯渇からにじみ出るものであるなら、CXとEXを分断したまま計測しても根本解決にはなりません。
CX Blueprintによるペルソナ・CJM設計支援、Simple Learning(AI研修コンテンツ自動生成・OJT仕組み化)、YourVoice NEXT(AI駆動UGCアンケート・NPS収集)、FactBase Workshop(12週間PDCA伴走型)——これらを組み合わせることで、CXとEXの改善を連動させた仕組みを体得していただけます。オムニチャネル時代の店頭体験で示したように、顧客接点の質は従業員体験の質と切り離せないということです。
FRS™という独自指標で「NPSスコアと行動のギャップ」を可視化する
NPSスコアが高くても実際の来店・継続が増えない——この矛盾を抱えている企業は、一般的に多いとされています。弊社の独自指標FRS™(2回目来店率を測る指標、商標出願検討中)は、この矛盾の正体を可視化するために設計されました。NPSスコアという「意向」だけでなく、実際の行動(2回目来店)を計測することで、本当の改善ポイントが見えてきます。
リピート率5pt改善で年間+120万円の増分売上という試算は、FRS™と組み合わせた改善サイクルの中から導いたものです。「スコアは上がったのに売上が変わらない」という状態を抜け出すための、驚くほど実践的なアプローチとして、多くの企業に実感していただいています。
まとめ——最終選定のための判断チェックリスト
5つのNPSツールの比較を通じて、最終判断に使える判断軸を整理します。
- NPSを計測しているが改善サイクルに乗せられていない → 伴走支援の有無を優先確認する
- CXとEXを同時に改善したい → 統合可視化ができるサービスを選ぶ
- 大規模・グローバル展開が前提 → Qualtrics・Medalliaが向いている
- まず業界ベンチマークと現状を比較したい → 電通マクロミルインサイトを検討する
- 中堅規模で改善の実装まで一気通貫で支援が欲しい → TEGが向いている
どのツールも、それぞれのニーズと規模に対応した強みを持っています。「最良のツール」は存在せず、自社の現在地と目指す状態に最も合うツールを選ぶことが、改善サイクルを実際に回し始める最短の道です。
弊社・株式会社トータルエンゲージメントグループは、「NPSを本格的に事業改善に活かしたい」中堅企業のCX部門が、計測から実装まで一気通貫で完走できるよう、伴走し続けます。相談だけでも、あなたの状況を一緒に整理することから始められます。
- NPSを計測しているが改善サイクルに乗せられていない中堅企業のCX責任者
- CXとEXを同時に改善したいが、連動した仕組みが作れていない方
- 12週間で改善サイクルのPDCAを体得し、属人化から脱却したい組織
弊社サービスラインアップ(YourVoice NEXT・FactBase Workshop・CX Blueprint等)
よくある質問
中堅企業がQualtricsを選ばない方が良い場合はありますか?
Qualtricsは大規模・グローバル展開を前提とした設計のため、機能を使いこなすための専任データチームや運用リソースが必要とされる場合があります。社内に専任担当者がおらず、伴走支援を必要としている中堅企業には、NPS専門特化のサービスの方が改善サイクルを実装しやすい傾向があります。自社の運用体制を確認した上で選定することをおすすめします。
NPSツールを導入しても改善につながらない原因は何ですか?
最も多い原因は、「計測・可視化」で止まってしまい、データを判断基準・教育・称賛・PDCAに変える「実装の型」がないことです。従業員の声を集めるだけでは改善しません。調査結果を現場のマネジメントや改善アクションに落とし込む仕組み——つまり「実装の型」——の構築が、改善サイクルを実際に回し始める鍵になります。
FRS™とはどのような指標ですか?NPSとどう違いますか?
FRS™は「2回目来店率」を測る弊社独自の指標(商標出願検討中)です。NPSが顧客の「推奨意向」という意識・意向を測るのに対し、FRS™は実際の来店行動を計測します。NPSスコアが高くても実際の来店・継続が増えないという矛盾を可視化するために設計されており、両指標を組み合わせることで本当の改善ポイントが特定できます。
FactBase Workshopの12週間では具体的に何を行いますか?
FactBase Workshopは、NPSデータを判断基準・教育・称賛・PDCAに変える「実装の型」を12週間で体得するプログラムです。弊社が伴走しながら、計測設計・データ分析・改善施策の立案と実行・振り返りのサイクルを実際に回していただきます。「調査して終わり」ではなく、改善が組織に定着する仕組みを作ることを目的としています。詳細はお気軽にご相談ください。
NPS計測とES(従業員満足度)調査は別々に行うべきですか?
CXとEXを分断したまま別々に計測すると、それぞれの改善策が連動しない場合があります。接客品質のばらつきやリピート低下は、スタッフの心理的リソース枯渇が表面化した結果であることが多く、CXの改善にはEXの状態を同時に把握することが重要とされています。弊社のYourVoice NEXTはCX×EX同時可視化を設計しており、両者を統合した改善サイクルの構築を支援しています。
