2025.09.15
コラム
【コラム】「思い」と「想い」──心を重ねる体験価値

漢字って難しいですよね。同じ読みや意味でも違いがあります。
先日、『実践ライフラインバリュー』の著者でもある齋藤さんとの会話の中で、漢字の「思い」という言葉についての話になりました。
自分の心から生まれる「思い」
「思」という字は「田」と「心」で成り立ち、頭の中で考えること、つまり自分の心にある考えや感情を指しています。自分の内側から自然に生まれるものが「思い」なのです。私たちも日々の仕事や生活の中で、多くの「思い」を抱きながら過ごしています。
相手に寄り添い重ねる「想い」
一方で、「想い」という字は「相」と「心」で構成されています。これは、自分の心にとどまらず、相手の心に寄り添い、重ね合わせて感じることを意味しています。つまり「想い」とは、相手の存在を前提とした心の働きです。ビジネスの現場でも、自社の「思い」を語るだけでは独りよがりになりがちです。しかし、その「思い」を相手の立場や文脈に重ね、「想い」として届けることができたとき、初めて心が動き、共感や信頼へとつながります。
「思い」を「想い」に変えるCX/EX
CX(顧客体験)やEX(従業員体験)の取り組みも、この「思い」と「想い」の違いに深く関係しています。企業の中にある理念やビジョンは「思い」として存在しますが、それを「想い」として顧客や従業員に伝える工夫がなければ、行動や感情を動かすことはできません。体験価値経営とは、まさに「思い」を「想い」に変換する仕組みづくりです。相手の心に寄り添い、共に感じる体験をデザインすることが、信頼を育み、持続的な成長につながるのです。
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