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    2025.03.02 体験価値
    【コラム】小さな企業が短期間でブランディングを確立した方法

    ベジタブルレストラン

    「ブランドのコンセプトを作る作り方には長い時間が必要であり」「中小企業にとってはブランディングの決め方やその意味を解説するのが困難である」といった意見も見受けられます。

    こうしたコンセプトやブランディングの考え方をしっかり理解している企業は多いと考えられます。

    しかし、実際には短期間で有名なブランドのコンセプトを構築した中小企業も多数存在すると説明できます。

    しかも、大手企業のように莫大な広告費を投じるのではなく、体験価値(CX)やストーリー、ターゲットの明確化に加え、ビジュアルとメッセージの開発を通じた独自のコンセプトを武器に、短期間で市場に定着した企業も存在します。

    小さな企業でも短期間でブランドを確立するための具体的な方法と、当社でお手伝いした成功事例を紹介します。

    1. 「ブランドはつくるものではなく、感じさせるもの」

    そもそも、ブランディングとは何でしょうか?

    ロゴやデザインを統一すること?

    Webサイトをつくること?

    SNSで発信を続けること?

    もちろんこれらも要素の一つですが、本質的には「顧客があなたの会社をどう感じるか」がブランドの正体であり、そのコンセプトや考え方、さらには意味を明確にすることが重要です。

    ブランドとは、企業が作成するのではなく、顧客の心の中に生まれるブランディングのストーリーとして育まれるものです。

    そのためには、顧客に『強い印象』を残し、共感される体験とともにエレガンスなメッセージや洗練されたデザインを提供することが最も重要になります。

    大手企業のように時間をかけてブランドを育てることが難しい中小企業にとっては、短期間で強い印象を与えるためのブランディングの作り方や決め方を構築する戦略が求められます。

    2. 小さな企業が短期間でブランディングを確立するための3つのブランド コンセプトの作り方

    ① まずは「圧倒的に狭く、深いターゲット」に基づいたブランド コンセプトの決め方を採用する

    多くの企業が失敗する理由は、単に「できるだけ多くの人に知ってもらいたい」という考え方に陥るからです。

    特に小さな企業では、「誰にでも売れるブランド」ではなく、「特定の層に響くブランド コンセプト」を構築し、共感を呼ぶことが重要です。

    「〇〇業界の専門家が絶賛する◯◯」

    「30代ワーママのための時短スキンケアブランド」

    「ベジタリアン向けの野菜専門ビストロ」

    例えば、東京のあるレストランでは「野菜専門ビストロ」として特化し、一般的なメニューを一切提供せず、農家直送の野菜で作るローストや焼売など野菜好きの間で一気に話題になりました。
    さらに、店舗に来店するOLなどを対象にアンケートやインタビューを実施し、メニューや接客対応においてブランド コンセプト の考え方や決め方を反映したコピーやデザインを開発することで、他店との差別化が成し遂げられ、企業としての価値が深まる事例として繁盛店へと成長しました。

    このように、「この層なら絶対にハマる!」という明確なターゲットを決めることが、短期間でブランディングを成功させる第一歩です。

    ② ブランドストーリーとブランド コンセプトを『体験価値』として説明する

    小さな企業が短期間でブランドを確立するためには、「ストーリー」と「体験価値」をセットで提供する」ことが欠かせません。

    ブランドストーリーは、単なる「企業の歴史」ではなく、顧客が共感できるエピソードである必要があります。

    「なぜこの事業を始めたのか?」

    「なぜこの商品にこだわるのか?」

    「顧客にどんな未来を届けたいのか?」

    先の「野菜専門ビストロ」は「野菜の苦手な人も美味しく食べられる」という想いから事業を開始し、そのストーリーを地道なSNSで発信や口コミで広がりました。

    また、ストーリーを伝えるだけでなく、実際に顧客が「特別な体験」を感じられる仕組みも重要です。

    初回購入者に、ブランドの想いが書かれた手紙を同封する

    SNSで顧客のストーリーをシェアし、一緒にブランドを育てる

    店舗での接客やデジタル体験を通じて、「ブランドの個性」を表現する

    「ブランドの想いをどう伝えるか?」を考えることが、短期間でのブランディング確立につながります。

    ③ 「このブランドを広めたい!」と思わせる仕掛けをつくる

    ブランドは、企業側が広めるのではなく、「顧客が広めたくなる仕掛け」をつくることで急成長します。

    「SNSでシェアしたくなるデザイン・体験を提供する」

    「リピーターが紹介したくなる仕組みを設計する」

    「メディアや業界のインフルエンサーが話題にしたくなる情報を発信する」

    「野菜専門ビストロ」では、毎月のように生産者の農家さんの畑でお客様をお連れして一緒に収穫を手伝うとか、夏はBBQを行うなどコミュニティ作りも積極的に取組んでおります。

    また、BtoB企業でも、「お客様の事例を取り上げる」「導入企業が誇りに思えるストーリーをつくる」といった施策が、口コミやメディア掲載の増加につながることが多いです。

    「このブランドを応援したい!」と思わせる仕掛けを設計することが、短期間でブランドを確立するカギになります。

    「このブランドを応援したい!」と思わせる仕掛けを設計することが、短期間でブランドを確立するカギになります。

    3. まとめ:小さな企業こそ、スピード重視のブランディングを

    短期間でブランドを確立するには、「明確なターゲット設定」「ブランドストーリーの体験価値化」「顧客が広めたくなる仕組みづくり」が重要です。

    ✅小さな企業が短期間で確立するブランド コンセプトとブランディングの作り方3つの戦略

    1. 「狭く深いターゲット」を設定し、特定の層のニーズを詳細に把握し、アパレルや化粧品といった具体的事例を参考にブランド コンセプトのデザインと決め方を明確にする

    2. ブランドストーリーを、顧客が直接体験として感じられるように、魅力的なコピーとメッセージで表現したブランド コンセプトを提供する

    3. 顧客が自発的に共有したくなるよう、専用のサイトやSNSページを活用してブランド コンセプトを構築し、口コミ拡散を促進する

    大企業のように莫大な予算がなくても、「このブランドにしかできない体験」を設計することで、短期間で市場に浸透させることは可能です。

    あなたの会社も、今すぐにでもファッションからリゾートまでの事例を取り入れたブランド コンセプトの作成に向けた具体的アクションを始めてみませんか?

    SHAR

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