メルマガ登録

    CXの最新情報をお届けいたします。

    console.log("postID: 5570");console.log("カウント: 7");

    2026.07.14 CS調査NPS経営
    顧客満足度調査は本当に経営判断に役立つのか?NPSの実践的な活用法を解説

    NPSを測定しているのに、経営の意思決定には使えていない。そんなもどかしさを抱えていませんか。

    調査票を送り、スコアが返ってきて、「先月より2ポイント下がりました」と報告されても、では次に何をすればいいのかが見えてこない。これは、多くの経営者やCX責任者が体得してきた課題です。

    顧客満足度調査は、使い方によって経営判断の羅針盤にもなるし、コストだけかかる形式的な儀式にもなります。30年間、経営の現場を完走してきた実感からお伝えすると、NPS(ネット・プロモーター・スコア)が本当に意味を持つのは、数字を「見る」段階から「動く」段階に移行した瞬間からです。この記事では、顧客満足度調査を実際の経営判断につなぎ、成果を生む仕組みに変える実践的なアプローチを解説します。

    こんな方にオススメ

    • NPSを導入しているが、スコアが改善策に結びついていないと感じているCX責任者・経営者
    • 顧客満足度調査の結果を社内で共有しても、現場が動かないと悩んでいる方
    • データドリブンな経営改善を進めたいが、何から始めればよいか迷っている事業責任者

    この記事を読むと···

    • NPSが「意味がない」と感じられる根本的な理由と、その構造的な解決策が理解できます
    • 顧客満足度調査を経営判断に活用するための具体的な実装ステップが分かります
    • EX(従業員体験)とCX(顧客体験)を連動させた改善サイクルの設計方法を体得できます

    NPSとは何か — 顧客満足度指標の本質と経営への接続

    NPSとは何か — 顧客満足度指標の本質と経営への接続 NPSとは何 か —… NPS 顧客ロイヤル ティ 経営指標 事業成長 定量化 推奨意向

    NPS(Net Promoter Score:ネット・プロモーター・スコア)は、「この企業・サービスを友人や知人に薦める可能性は何点ですか?」という一つの質問から顧客ロイヤルティを定量化する指標です。ところが今は違います。単なる「顧客満足度のスコア」として扱われてきたNPSは、正しく実装すれば事業成長との相関が驚くほど高い経営指標になります。

    NPSが測定しているものの正体

    NPSが捉えているのは、顧客の「今この瞬間の満足度」ではなく、関係性の質と将来の行動意図です。「また来たい」「人に薦めたい」という感情は、一回の接客品質だけでなく、ブランド全体への信頼の積み重ねがにじみ出たものです。

    だからこそ、NPSは売上・継続率・リピート来店率との相関が高いとされています。ただし、これはあくまでも「正しく測定・分析した場合」の話です。

    スコアを見ているだけでは、この相関は体得できません。

    弊社が多くの事業者と伴走してきた実感から言えば、NPSの数値そのものよりも、その背後にある「なぜその点数をつけたか」という理由の分析が、経営判断の質を決定的に変えます。推薦者が「スタッフの対応が温かかった」と言い、批判者が「待ち時間が長くて不安だった」と言う。この質的データが、改善施策の設計図になるということです。

    従来型の顧客満足度調査とNPSの根本的な違い

    従来型のCS調査は、複数の項目をリッカートスケールで評価する形式が一般的でした。「接客:5段階のうち4」「清潔感:5段階のうち3」といったデータが積み上がっても、それが事業の成長にどう関係するかを経営判断に落とし込むつなぎの設計が欠けていることが多かった。

    ところが今は違います。NPSは「薦めるかどうか」という一点に絞ることで、顧客行動との相関が明確になり、事業KPIへの接続がしやすくなりました。

    もう一つの根本的な違いは、比較可能性です。業界を超えた横断比較ができるため、「自社のNPSが業界平均と比べてどの位置にあるか」という文脈で経営判断を下せます。これは、内部基準だけで評価していた従来型調査にはなかった視点です。

    スコアが持つ意味と「数字の罠」

    NPS+50というスコアは、一見すると優秀に見えます。しかしこれが「前月比で変化なし」「業界平均と同水準」「改善に動いた形跡がない」という状況であれば、スコアは単なる現状維持の証明に過ぎません。

    経営判断に役立つのは、スコアの変化量と、その変化を生んだ要因の特定です。上がったならなぜ上がったか。

    下がったならどの接点で何が起きたか。この因果関係を追う設計がなければ、NPSはただの数字で終わります。

    なぜNPSは「意味がない」と感じられるのか — 機能不全の構造を解剖する

    この記事でわからない点は無料でご相談できます無料デモ申し込み
    なぜNPSは「意味がない」と感じられるのか — 機能不全の構造を解剖する 意味がある実装 設計の欠陥 vs 機能不全の実装 測定止まり

    「NPSを計測しているが、正直あまり意味を感じない」という声を、経営者や現場責任者から伺うことがあります。これは、NPSという指標そのものの問題ではなく、実装の設計に根本的な欠陥があるケースがほとんどです。30年間、現場の経営を完走してきた立場から、機能不全の構造を三つに整理します。

    「測定止まり」が生む消耗サイクル

    NPS機能不全の最も根本的な原因は、調査の設計が「収集」で終わっていることです。スコアを集め、レポートを作り、会議で共有する。

    しかしその後、何が変わったかが追跡されない。このサイクルが続くと、現場スタッフも「また調査か」という疲弊感だけが蓄積し、調査そのものへの協力意欲が下がります。

    従業員の声を集めるだけでは改善しない、というのが弊社の確信です。消耗要因を判断基準・教育・称賛・PDCAに変える「実装の型」がなければ、調査は消耗を認識させるだけで終わります。

    現場がスコアを見て「自分たちはどう動けばいいか」が分かる設計にすること。これが、NPSを機能させる第一歩です。

    現場との断絶が引き起こす行動品質の劣化

    NPSのスコアが経営層のダッシュボードに表示されても、現場スタッフがその数値の意味を理解していなければ、改善は起きません。「先月のNPSは+32でした」という情報を受け取ったスタッフが、自分のどの行動を変えればいいかを判断できないからです。接客品質のばらつきやリピート低下は顧客対応スキルの問題に見えることもありますが、その背景には組織システムの不具合が潜んでいることが多い。

    曖昧な方針・矛盾した指示・不明確な役割分担が、現場スタッフの心理的リソースを消耗させます。消耗したスタッフは、表情が硬くなり、カウンセリングが雑になり、提案が浅くなる。

    その結果、顧客が黙って離脱していく。この因果チェーンを理解せず、NPSスコアだけを追いかけても、改善の本質には届かないということです。

    EXとCXのサイロ化という構造的矛盾

    もう一つの根本的な問題は、従業員満足度(EX)と顧客満足度(CX)を別々の課題として管理していることです。CXを改善しようとして顧客調査だけを実施し、EXを改善しようとして従業員アンケートだけを実施する。

    この二つが連動していなければ、施策は片方を改善するともう片方が悪化するというシーソー現象が起きます。業務量の削減では現場の疲弊は解決しないというのが、弊社が伴走してきた現場の実感です。

    迷い・不安・曖昧さという心理的な消耗が先に起きており、これが行動品質の低下を招いている。CXとEXを統合した視点で設計することが、NPSを真に意味ある指標にするための必須条件です。

    ⚠️ NPSが機能不全になる典型的な落とし穴
    • 調査頻度が低すぎて(年1回等)、改善のPDCAが回せない設計になっている
    • スコアの変化を「誰のせいか」の責任追及に使い、心理的安全性が下がっている
    • 全社平均値だけを見て、店舗・部門・スタッフ別の分析が行われていない
    • 顧客の自由記述コメントが整理されず、定性データが活用されていない
    • 「NPS担当者」が孤立していて、経営・現場・マーケの連携が取れていない

    NPSを経営判断に活かす実践的な実装ステップ

    NPSを経営判断に活かす実践的な実装ステップ 1 測定設計 2 接点最適化 3 データ分析 4 施策立案 5 実行

    NPSが意味を持つのは、測定した後の「設計」がある場合に限られます。弊社が多くの店舗ビジネスと伴走してきた経験から、経営判断に直結する実装ステップを体系化しました。このプロセスを完走することで、NPSは「報告書の数字」から「経営の羅針盤」に変わります。

    1. 1
      測定設計:接点ごとの設問と頻度の最適化

      NPSは「いつ、どの接点で、何を聞くか」の設計が精度を決めます。来店直後・サービス完了後・一定期間後など、顧客体験のどのタイミングで感情が最も鮮明かを分析し、測定ポイントを設計します。

    2. 2
      セグメント分析:全体平均でなく層別に読む

      全社平均のNPSは、改善の手がかりにはなりにくい。店舗別・スタッフ別・顧客属性別・来店回数別に分解することで、「どこで何が起きているか」が初めて見えてきます。

    3. 3
      要因特定:定性データとの統合分析

      スコアの数値だけでなく、自由記述の回答テキストを分析します。批判者がなぜそのスコアをつけたか、推薦者が特に価値を感じた体験は何かを特定することで、改善施策の優先順位が決まります。

    4. 4
      現場実装:判断基準・教育・称賛への変換

      分析結果を現場スタッフの行動指針に落とし込みます。「この接点でこの対応をする」という具体的な判断基準を設け、教育プログラムに組み込み、改善が見られたスタッフを称賛する仕組みを設計します。

    5. 5
      PDCAの連続:12週間を一単位とした改善サイクル

      施策を実施した後、一定期間でスコアの変化を検証します。弊社では12週間を一つのPDCAサイクルとして設計し、仮説→実施→検証→学習のループを完走できる構造を構築しています。

    測定設計で押さえるべき3つのポイント

    NPSの測定設計で最も重要なのは、回答率と回答品質の両立です。長すぎるアンケートは回答率を下げ、短すぎると改善の手がかりが得られない。実践的な設計として有効とされているのは、NPS本設問(推薦可能性)+理由を問う自由記述1問+追加で1〜2問という構成です。

    次に重要なのが配信タイミングです。サービス完了直後のリアルタイム配信は感情の鮮度が高く、回答率も高くなる傾向があります。

    一方、来店から数日後の配信は「その後どう変化したか」の情報が得られます。この二つを組み合わせることで、短期的な感情と中長期的な評価の両方が把握できます。

    三点目は、配信チャネルの選択です。対象顧客が日常的に使っているチャネル(メール・SMS・アプリ通知等)を選ぶことが、回答率を驚くほど変える要因になります。

    セグメント分析で経営判断の精度を上げる

    NPSを経営判断に活かすうえで、セグメント別の分析は欠かせない工程です。全体平均が+30であっても、A店舗は+55でB店舗は+5という分布があれば、経営課題は「全体的な品質向上」ではなく「B店舗の課題特定と改善支援」になります。この解像度の差が、施策の費用対効果を大きく変えます。

    弊社が活用しているFRS™(ファースト・リピート・スコア)という独自指標は、NPSを「行動ベース」で補完するものです。NPSが「薦めたいか」という意図を測るのに対し、FRS™は「2回目の来店」という実際の行動で測定します。NPSスコアが高くても実際のリピート来店が増えない、という矛盾は多くの店舗ビジネスで起きていますが、FRS™を組み合わせることでこのギャップの原因が特定できます。

    定性データの統合で「なぜ」を可視化する

    スコアの数値は「何が起きているか」を示しますが、「なぜ起きているか」を答えるのは自由記述の定性データです。批判者コメントを分類すると、「待ち時間」「説明不足」「価格感覚のズレ」など、改善の優先テーマが見えてきます。推薦者コメントからは、顧客が本当に価値を感じている体験が分かり、それを再現・強化する設計ができます。

    テキスト分析にAIを活用することで、数百件のコメントから傾向を抽出する時間が大幅に短縮されます。弊社のYourVoice NEXTはこの定性データの分析をAI駆動で支援するツールであり、CXとEXの両面からの声を同一プラットフォームで可視化する設計になっています。数字を追うだけでなく、その背景にある「顧客の感情の論理」を理解することが、改善施策の精度を決定的に高めます。

    分析レイヤー 測定対象 経営判断への活用 推奨頻度
    全体NPS 推薦者率 − 批判者率 経営KPIとの相関確認・中長期トレンド把握 月次
    セグメント別NPS 店舗・スタッフ・顧客属性別スコア 改善優先箇所の特定・リソース配分の最適化 月次〜週次
    定性コメント分析 自由記述テキストのテーマ分類 施策テーマの優先順位決定・教育内容の設計 週次〜随時
    FRS™(行動指標) 2回目来店率(業種別ベンチマーク対比) NPSと実際の行動のギャップ検出・改善効果検証 月次
    EX(従業員体験)指標 スタッフの心理的リソース・関与度 CX低下の根本原因特定・マネジメント介入の判断 月次〜四半期

    EXとCXを統合する — 従業員体験が顧客体験を決定する構造

    EXとCXを統合する — 従業員体験が顧客体験を決定する構造 ▲ 上位 ▼ 下位 1 心理的リソース設計 2 マネジメント 3 EX改善 4 CX改善 5 接客品質 6 顧客体験

    CXの改善だけを追いかけて成果が出ない企業には、共通したパターンがあります。顧客向けの施策を積み重ねても、スタッフの状態が変わっていないため、接客の質が変わらない。

    これは、CXとEXが本来一本のつながった線であることを見落としているということです。マネジメントの本質は「タスク管理」から「心理的リソースの回復設計」へシフトしている時代に、この構造を体得することが経営の競争力につながります。

    スタッフの心理的リソース枯渇がCXに与える影響

    接客品質のばらつきや、リピート顧客の減少は、スタッフの対応スキルだけの問題ではありません。心理的リソースの枯渇が表面化した結果として接客品質が劣化するというメカニズムを、弊社は多くの店舗ビジネスとの伴走の中で確認してきました。スタッフが迷い・不安・曖昧さを抱えている状態では、顧客への集中力が持続しません。

    業務量を削減しても、この心理的消耗は解消されない。なぜなら消耗の主因は「何をすれば正解かわからない」という判断の不安定さにあるからです。

    明確な評価基準がない、方針が変わりやすい、役割が曖昧、という組織システムの不具合が、個人の心理リソースを無駄に消耗させています。これが行動品質の低下を招き、顧客体験を悪化させるというのが、CX低下の本当の構造です。

    マネジメントが担う「心理的リソース回復設計」

    AI時代のマネジメントで人間が最も価値を発揮できる領域は、言語化されていない不安に気づき、心理的な余白を作ることです。進捗管理や業務効率化はAIが支援できる領域に移行しています。一方、「このスタッフが今日いつもと違う雰囲気だ」「チームの空気が少し変わった」という微細な変化への気づきは、人間のマネジャーにしかできない価値です。

    具体的には、判断基準を明文化して「迷いの消耗」を取り除くこと。定期的な1on1で不安を早期に検知すること。

    施策の成果を数字で示して「自分の行動が結果に影響している」という実感を届けること。この三つが、スタッフの心理的リソースを回復させる設計の核心です。

    マネジメントがここに集中できる組織は、CX改善の速度が驚くほど上がります。

    EX指標の測定がCX改善の先行指標になる

    EXの状態を定量的に把握することで、CXの低下を事前に検知できます。スタッフの関与度スコアや心理的安全性の指標が下がり始めたタイミングは、NPSの低下よりも数週間から数ヵ月早いことが一般的です。つまりEX指標はCX指標の先行指標として機能するということです。

    弊社のYourVoice NEXTは、CXとEXを同一プラットフォームで同時可視化できる設計になっています。顧客の声とスタッフの声を並べて分析することで、「この店舗ではスタッフの不安が高く、同時期に顧客のNPSも下がり始めている」という相関が可視化されます。この情報が経営判断のデータとして届いたとき、打ち手の精度は別次元に上がります。

    CX×EX統合アプローチのメリットCXのみアプローチの限界
    • CX低下の根本原因をEX側から特定できる
    • 改善施策の優先順位が明確になる
    • スタッフの関与度が高まり施策の定着率が上がる
    • NPS低下を先行指標で予防できる
    • 表面的な施策が繰り返され根本改善に届かない
    • スタッフが施策の対象でなく実施者のみになる
    • EX悪化がCXに波及するサイクルが止まらない

    よくある失敗パターンと、その乗り越え方

    NPSの活用において、弊社がこれまでの現場経験から確認してきた失敗パターンがあります。これらは決して個別の企業固有の問題ではなく、設計と実装の段階で多くの組織が同じ壁にぶつかるものです。失敗を「組織の問題」ではなく「システム設計の改善機会」として捉え直すことが、乗り越えの第一歩になります。

    失敗パターン①:KPIの置き換えが起きる

    NPSを導入した当初の目的は「顧客体験の改善」だったはずが、いつの間にか「NPSスコアを上げること」が目的化してしまうケースがあります。スコアを上げるために質問の選択肢を調整したり、回答しやすい顧客層にだけ配信するなど、指標の最適化と実態の改善が乖離する状況です。

    これを防ぐには、NPSと並行して行動指標(実際の来店頻度・継続率・客単価の変化)を必ずセットで追うことです。数字が上がっても行動指標に変化がなければ、スコアの改善は実態を反映していないと判断できます。弊社のFRS™(業種別2回目来店率)はこの行動指標の代表例であり、NPSと組み合わせることで測定の信頼性が大きく高まります。

    失敗パターン②:分析が「確認作業」で終わる

    スコアを分析して「やはり接客が課題ですね」という結論を毎月繰り返すだけで、具体的な施策が実行されないケースです。分析が「現状の確認」に終わり、意思決定と行動のつなぎが切れている状態です。これは、分析の主体と施策実行の主体が分離していることが多い。

    解決策は、分析レポートに必ず「次のアクション(誰が、何を、いつまでに)」を含めるプロセス設計です。弊社のFactBase Workshop(12週間PDCA伴走型ワークショップ)では、データ分析から行動計画への変換と、その実行フォローまでを一つのプロセスとして設計しています。分析と実行を同じサイクルの中に組み込むことで、「確認作業」から「改善の実装」へと移行できます。

    失敗パターン③:現場への落とし込みで形式化する

    NPSの改善方針が現場に伝達されても、「スコアを意識して接客する」という曖昧な指示になり、スタッフが具体的に何を変えればいいか理解できない状況があります。方針の抽象度が高すぎると、現場は従来の行動をそのまま続けます。これは伝達の問題ではなく、翻訳の設計の問題です。

    経営方針を現場行動に翻訳するには、「この接点でこの行動をすると顧客はこう感じる」という具体的なシナリオを示すことが必要です。弊社のSimple Learningは、この現場への実装をAI研修コンテンツで支援するサービスです。改善の方向性をOJT可能な形に変換し、現場スタッフが日常業務の中で体得できる設計にすることが、施策の定着率を高める鍵です。

    POINT

    NPSの活用において、最も重要な転換点は「測定の完了」から「実装の開始」への移行です。どれだけ精巧な分析をしても、現場の行動が変わらなければ顧客体験は変わりません。

    逆に、現場の行動が変われば、NPSのスコアはその後を追って変化します。実装が先、スコアは後というのが、30年の経営実践から確信していることです。

    株式会社トータルエンゲージメントグループが提供するアプローチ

    NPSを「測定するだけの指標」から「経営判断の基盤」に変えるには、ツールだけでなく、実装のプロセス設計と継続的な伴走が必要です。株式会社トータルエンゲージメントグループは、NPS専門のデータドリブン改善SaaSとして、顧客満足度の定量化から継続的な改善サイクルの構築までを一貫して支援しています。

    弊社の特徴は、CXとEXを同一プラットフォームで統合管理できる点にあります。多くのサービスはどちらか一方のみを対象としていますが、株式会社トータルエンゲージメントグループは顧客の声とスタッフの声を並べて分析することで、改善施策の根拠を経営判断に使える形で提供します。

    FactBase Workshopの12週間PDCAサイクルは、データ分析から現場実装、効果検証までを伴走型で完走する設計になっています。あなたの組織の改善を、一緒に推進していきたいと考えています。

    株式会社トータルエンゲージメントグループがおすすめな方
    • NPSを導入しているが、スコアが経営改善につながっていないと感じている
    • CXとEXを統合的に管理できる仕組みを構築したい
    • 調査・分析から実装・効果検証まで伴走支援を必要としている
    • グローバルSaaSは規模・費用的に合わないと感じている中堅中小企業
    主なサービスラインナップと特徴

    ①YourVoice NEXT(AI駆動UGCアンケート・NPS収集、CX×EX同時可視化)②Simple Learning(AI研修コンテンツ自動生成・OJT仕組み化)③FactBase Workshop(12週間PDCA伴走型ワークショップ)④CX Blueprint(ペルソナ&CJM設計支援)⑤FRS™(業種別2回目来店率を測る独自指標)。料金は公式サイトよりお問い合わせください。

    無料相談はこちら

    まとめ — NPSを「意味のある指標」に変えるための要点

    NPSが経営判断に役立たないと感じる場合、その原因はほぼ例外なく「実装の設計」にあります。測定すること自体は価値の始まりに過ぎません。

    スコアの背後にある理由を理解し、セグメント別に課題を特定し、現場スタッフの行動を変える施策に落とし込み、12週間のサイクルで検証する。この一連の流れを完走することで、NPSは初めて経営の羅針盤になります。

    EXとCXが連動しているという構造的な理解も欠かせません。顧客体験の質は、スタッフの心理的状態から決定的な影響を受けます。

    スタッフが安心して判断できる環境を設計することが、顧客満足度の持続的な改善につながるということです。これは理論ではなく、現場の経営実践から得られた確信です。

    あなたの組織でもNPSを「見るもの」から「使うもの」へと変えていただけたら、それは驚くほど大きな経営の変化につながります。その伴走をお手伝いしたい、というのが弊社の願いです。

    • NPSの測定設計(タイミング・設問・配信チャネル)を見直している
    • 全体平均だけでなくセグメント別(店舗・スタッフ・顧客属性)に分析している
    • 定性コメント(自由記述)を分類・分析して改善テーマを特定している
    • 分析結果が現場スタッフの具体的な行動指針に落とし込まれている
    • NPSと行動指標(来店頻度・継続率等)をセットで追跡している
    • EX(従業員体験)指標をCXの先行指標として定期的に測定している
    • 12週間を一単位としたPDCAサイクルが設計されている
    • 改善施策の効果検証プロセスが組織のルーティンになっている

    さらに詳しく知りたい方は、弊社の資料やホワイトペーパーもご活用ください。

    無料相談はこちら / ホワイトペーパーをダウンロード

    よくある質問(FAQ)

    Q. NPSと従来の顧客満足度(CS)調査は何が違うのですか?

    A. CSアンケートが複数項目を5段階等で評価するのに対し、NPSは「この企業・サービスを友人に薦める可能性」を0〜10点で問う一設問に絞っています。この設問の回答は顧客の実際の行動(リピート・口コミ)との相関が高いとされており、事業KPIへの接続がしやすい点が特徴です。また、業界を超えた横断比較ができる点も、経営判断の文脈での活用を容易にしています。

    Q: NPSの測定頻度はどの程度が適切ですか?

    A: 測定頻度は事業モデルや顧客との接点頻度によって異なりますが、改善PDCAを機能させるには月次の把握が基本とされています。年1回の測定では、施策を実施しても効果確認まで時間がかかりすぎてサイクルが回りません。一方、来店ごとのリアルタイム測定と月次の集計分析を組み合わせることで、鮮度の高いデータと中長期トレンドの両方を経営判断に活かせます。

    Q: NPSスコアが上がっても売上が変わらない場合、何が原因として考えられますか?

    A: NPSが上がっても行動(来店・継続・紹介)に変化がない場合、測定設計の偏りか、スコアと実際の体験の乖離が疑われます。例えば、回答しやすい顧客層にのみ配信している場合や、スコアをつけた後の体験が悪化している場合が考えられます。

    行動指標(実際の来店頻度・2回目来店率)をNPSと並行して追跡し、ギャップの原因を特定することが重要です。弊社のFRS™はこのギャップを定量的に検出するための独自指標として活用いただけます。

    Q: 中小企業・店舗ビジネスでもNPSは活用できますか?

    A: 活用できます。むしろ、顧客と直接接触する店舗ビジネスはNPSが最も効果を発揮しやすい事業形態の一つです。

    大企業向けのグローバルSaaSは費用・規模的にハードルが高いケースもありますが、中堅中小の店舗ビジネスに特化した設計のサービスも存在します。重要なのは、ツールの選択よりも「測定後の実装設計」と「12週間を単位とした改善サイクルの構築」です。

    Q: 従業員満足度(EX)調査とNPSはどう組み合わせて使えばよいですか?

    A: EX指標をCXの先行指標として位置づけるのが効果的です。スタッフの関与度や心理的安全性が下がり始めると、数週間から数ヵ月後にNPS(CX指標)の低下として現れる傾向があります。

    両者を同じタイミングで定期測定し、相関を確認しながら施策を設計することで、CX低下を事前に予防できます。弊社のYourVoice NEXTはCXとEXを同一プラットフォームで可視化できる設計になっており、この統合分析を実装段階からサポートしています。

    CX・顧客体験の課題を今すぐ解決したい方へ

    まずはお気軽に無料相談ください。担当者が丁寧にご対応します。

    無料デモ申し込み
    池田 順一
    代表取締役池田 順一

    経営は最高の自己成長の場——この信念のもと、30年間走り続けてきました。
    IT・マーケティング・CX-EXの三層を一人でつなぎ、2社の事業売却を完走。現在は株式会社トータル・エンゲージメントグループのCEOとしてIPO準備を進めながら、経営者の伴走も続けています。「リーダーシップ」と「マネジメント」を体得すれば、経営は驚くほど楽しいものになる。その実感を、あなたにも届けたい。

    Career Timeline
    1994:(株)ガリレオゼスト 設立 ITマーケティングの世界へ
    2000:(株)PIM を Yahoo! Japan へ売却 1社目のイグジット完走
    2006:(株)ガリレオゼスト をセプテーニへ売却 2社目のイグジット完走
    2010:(株)シンクー 設立 CX-EXコンサルタントとして独立
    現在:株式会社トータル・エンゲージメントグループ CEO IPO準備中・経営者伴走メンタリング継続

    SHAR

    • line
    • facebook
    • facebook
    • はてな
    • facebook

    顧客体験(CX)、NPSに
    関するご相談

    トータルエンゲージメントグループでは、これまで延べ100社以上15,000店舗以上のアパレル・小売流通・飲食宿泊から金融、行政などB2C事業からSaaSやメーカーのようなB2B事業など、様々な業種での支援実績がございます。
    CXにおける改善をツール提供だけでなく、全体の戦略をもとに策定・実施まで一気通貫でサポートいたします。まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください!

    メルマガ登録

    Total Engagement Groupの最新ニュースや、CX・NPSの最新トレンドを
    メールマガジンにて配信しております。ご登録はこちらから!

      CXの最新情報をお届けいたします。

      © 2022 Total Engagement Group Inc.
      All Rights Reserved.