2014.07.10
顧客体験
【Facebookページ運営事例】Facebookの先に広がるリアルなコミュニケーションを念頭に!
みなさんもご存知の通り、Facebookは実名で登録することが基本です。
Facebookページの運営をしていると、パソコンやスマホの中でだけコンテンツが拡散しているように感じるかと思いますが、その先のリアルなコミュニケーションでも拡散することを意識すると投稿の内容も変わってくるのかもしれません。
ここで、問題です。こちらの投稿についているシェアの数は、いくつに見えますか?
「30に決まってるじゃん!」と思いますよね。
でも、私にはもっと大きな数に見えるのです。
今回はその理由を、タバスコ / TABASCO Japanをご紹介しながらお伝えしていきます。Facebookページから多くの「会話」を生み出している投稿や、そのポイントにフォーカスして見ていきましょう。
目次
リアルの会話にも登場するようなネタを提供
最近、誰かと「今日、Facebookでこんな投稿を目にして…」という会話をした覚えがありませんか。
Facebookページの運営をしていると、つい投稿についている「いいね!」やコメント、シェアの数に目がいってしまいます。
でも、その「いいね!」やシェアの先では、ファンが投稿で読んだ話をリアルな場で話しているかもしれません。
私が、シェアの数が「30」より大きく見えると言ったのは、そういう意味です。
タバスコのFacebookページでは、リアルでも思わず人に話したくなるような話がたくさん投稿されています。
左の投稿の、タバスコの消費量第2位が日本という話は意外だなという感想を抱きませんか。右の投稿にある、1868年発売当時のタバスコの値段には、驚かされます。これらの雑学や豆知識は、家やレストランでタバスコを見たとき、自然と会話のなかに登場しそうです。
ただ、どんな雑学や豆知識でも良いというわけではありません。この場合は驚きがある、誰かに教えたくなる、ということが要素としては大切だと考えます。
ファンの興味にあわせた切り口で、商品紹介も話題になる
商品紹介も、ただ一方的に宣伝するような内容では、ファンからの反応は得られません。
タバスコのFacebookページでは、辛いもの好きなファンが最も興味があるであろう「辛さ」を切り口に商品を紹介しています。
投稿には(一部見切れていますが)13件のコメントと28件のシェアが集まっています。
この場合は自分たちが言いたいたいことではなく、ファンの興味にあわせることで、商品紹介ですら会話のネタになるようなコンテンツに加工しているのです。
コアファンに発言してもらう
コアファンというのは単なる「Facebookページの」ファンというだけではなく、辛いもの好きな本物のタバスコファンのことです。
「コアファン」がFacebook上で活発に発言しているというのも、このページの特徴のひとつです。
このページには、タバスコソースを「ちょい足し」するレシピを投稿しています。
手軽に試すことができ、食欲をダイレクトに刺激するがゆえに「やってみたい!」という気持ちを強力にひきだしてきます。本物のファンであれば反射的に反応してしまいそうですね。
ちょい足しレシピの投稿を見ると「今後試してみる」という内容のコメント(キャプチャ青字下線箇所)やシェアが見受けられました。
さらに見逃せないのは「前からやっている」というコメントや「タバスコほぼ毎日使う」や「辛いの大好きだな」(キャプチャ赤字下線箇所)に代表される、辛いもの好きアピールです。
コアファンにとっては、レシピの投稿ですら、周囲に「俺は辛いものが好きなんだ!」という意思表明ができるようなネタになってしまうのですね。
いずれにしろ、コアファンの欲求や共感をひきだせるような投稿は、発言を促す効果があるのです。
質問を投げかけてファンと会話をする
タバスコでは、ファンにベストマッチな食材をきくなど、商品に関連した質問を投げかけています。コメントが集まっており、ページが活性化している様子が見てとれます。
ファンにとってこの質問の答えを考える時間は、イコール「タバスコのことを考える時間」になります。
考えている間に、タバスコを使った料理が食べたくなる、といったこともあるかもしれませんね。
Facebookの先にあるファンの行動を見据えよう
タバスコは多くの人が知っている身近な存在です。生活のなかに溶け込んでるがゆえに、通常はあまり話題にのぼることもないかもしれません。
でも、みんなの「会話」のなかにタバスコが登場する回数が増えたり、タバスコを意識する時間が増えれば、「辛いものを食べたい!」という感じる瞬間も増え、もっとタバスコが消費されるようになるのではないでしょうか。
いつもチェックしている「いいね!」、コメント、シェアの数。でももっと大切なのは、その先にあるファンの行動があり、その行動を起こすだけ、ブランドに対する関心度が高まっている証拠だと思います。
Facebookをこえて、ファンの気持ちを考えた投稿をしていれば、どこかであなたの商品についての会話を耳にすることがあるかもしれませんよ。
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