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2015.07.15 お知らせ
15年前の自分を超えろ! マーケティング会社のCEO(51歳)が100km走りました ~サロマ湖100kmマラソン完走レポート

トータル・エンゲージメント・グループ CEOの池田 順一です。
今回は個人的なチャレンジの話です。


サロマ湖100kmマラソンとは?

6月29日日曜日、北海道サロマ湖の100kmウルトラマラソンに参加してきました。 サロマ湖100kmウルトラマラソンは、マラソン好きの間では非常に知られている「100kmマラソンの草分け」といえる有名イベントで、今回が記念すべ き30回大会でした。?雄大なオホーツク海を臨み、ワッカの大自然を全身で受け止めながら走るすがすがしいコースです。

実は15年前に、同じサロマ湖100kmマラソンに大した練習もせずにエントリーし、55kmで敢え無くリタイアしたという経緯があり、長いこといつかはリベンジしたいと切望していたレースです。 会社経営のかたわらで、時間を捻出して練習を重ねての再チャレンジです。

はたして、51歳にして100kmマラソンの初完走はできるのでしょうか?

15年前の自分を超えろ!

当日は朝2時起き、スタートは5時でした。10℃を下回る寒さでしたが、以前にも参加されてる方によると、絶好の完走日和とのこと。ここ数年はもっと暑い日の開催が多かったため、完走率も60%前後と低いのだそうです。

参加者3,000名がいっせいにスタートします。私は、練習不足と年始めに痛めた臀部を考慮した無理のないペースをこころがけましたが、20km地点を過ぎてから痛みが…。


友人からもらった痛み止めのロキソニンを10kmごとに飲んで、走り続けます。

5kmごとにある給水地点では必ず水分を補給し、10kmごとには携帯のエネルギージェルを食べまくります。まだ半分にもならない35kmを過ぎたあたりから、すでに走ることが非常にしんどくなりました。


痛みと疲れをだましだまし走り、なんとか55kmのトランジット(荷物預かり所)へ到着。上半身の服を着替えてリフレッシュし、いつものおまじないのRedBullを飲み、翼をもらいました。

やっと15年前の自分にリベンジを果たすためのスタートラインに立てた。感無量!

肉体はすでに疲れ切っていましたが、大きな達成感で高揚した私は、気持ちを新たに切り替えて、100km完走を目指して走り出しました。

challenge-100km-marathon_2

 

痛みとタイム制限との闘い ~100km完走への長い道のり

ここから先はこれまでよりさらに5kmがはるか遠く感じられました。走っても走っても、なかなかエイド(給水所)がこない。 全身が痛むうえに、ロキソニンの飲み過ぎで意識がボッーっとしてきました。

サロマ湖100kmマラソンを完走することが難しい理由は、距離や暑さだけではなく、「タイム制限」という足切りにあります。 すでに意識が朦朧としているので、今、自分のタイムに余裕があるのか判断もつかない状態でした。

そんな状態でようやくエイドに着くと、ボランティアの高校生たちが「頑張ってください!」と力強く励ましてくれ、「ありがとう!俺も頑張る。君たちも頑張れ!」と元気が注入され、大変な苦痛に耐えながらも走り抜く活力をえることができました。

本当に人を想う力は素晴らしい!


涙を流しながら北海道ワッカの大自然を疾走!

80kmを過ぎるとサロマ湖100kmマラソンの名物、ワッカ原生花園という素晴らしい景色の遊歩道10kmを往復します。峠のような坂を登ると目の前に素晴らしい景色が広がる。

また、泣きたくなるような景色!
(もしかしたら泣いていたのかも・・・。)

ここから先のコースは往復のため、復路を走るタイムの早い参加者とすれ違います。その中に一緒に参加している仲間を探しながら走るも、見つからず。脚だけ ではなく、背中も腕も全身が痛い。人間、限界を超えだすと、体じゅうがが悲鳴をあげます。その叫び声を聞きながら、自分との対話を楽しむ。

 「なんで、こんなことやっているんだっけ?」

 「・・・・・・」

 「これやってどうなるんだっけ?」

 「・・・・・・」

challenge-100km-marathon_3

「・・・・・・」

何も答えなんか出ない。

ワッカを抜けたところで、一緒に参加していた仲間に出会いました。途中でリタイアしていた彼らから応援をもらい、切れかけていた集中力を取り戻すことができました。

あと少し…、

あと少し…。

いつもだったら、抜かれても気にならないが、今回は最後の一滴まで出し切るように目の前の人たちを抜きながらのゴール!

ついに、15年ごしの100km完走の夢を実現できました。
やった! 自分を褒めたい!

challenge-100km-marathon_4

100kmを完走して実感した「応援の力」

15年前、一人で参加。10kmを10本走ればいいくらいに思っていました。
舐めていた。
今回、そのときの自分にリベンジが出来ました。

色々なチャレンジがあると思いますが、やると決めたら結果は置いて、後悔しないように取り組むことの大事さを改めて思い知らされました。
15年前よりも、マラソンの練習を重ね、補給の仕方などの知識を学び、一緒の目標に向かって、全力を出せる仲間がいて本当によかった。そしてなによりも応援してくれた人たちへの感謝をあらためて知ることができました。

人間はいくつになっても学び成長出来るなあ。

……。

100kmを完走した次の日は北海道から九州に移動、午後には顧客を訪問しました。

もちろん体は痛くてしかたがありませんでしたが、昨日私が100kmを走るチャレンジの道中で励まされ力づけられた「応援の力」、今度は自分のビジネスでお客様に届けたい、お客様の成長を全力で支援したい気持ちで、心があふれていました。

自社でも「挑戦している人を応援することの大事さ」を企業文化にして行きたいと強く決心しました。エンゲージメント向上の取り組みは多くの企業にとって、大変チャレンジングなことになります。全力で応援します。

私の目標は、多くの企業を「エンゲージメント・カンパニー」、顧客・経営者・従業員すべてが幸福でいきいきとした会社に成長するお手伝いをしていくことで す。今回、100kmマラソンを走った経験もひとつの学びにし、お客様の一番の応援者であれるよう、頑張っていきます。

なにか相談があればいつでも声をか けてください!

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