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    2015.03.20 従業員エンゲージメント
    3月20日は国際幸福デー! 上司の皆さんも部下の皆さんも、感謝の気持ちを表現して幸せな職場づくりと会社の成長に貢献しませんか?

    今日3月20日は国連が定めた国際幸福デー(International Day of Happiness)です。2012年に制定されたまだ新しい記念日ですが、幸福の追求が豊かな暮らしにつながることから、この日をきっかけに貧困などの社会問題を見つめ直そうというのが目的だそうです。

    幸福の追求は豊かな暮らしだけではなく、豊かな職場づくりにもつながります。職場は1日の三分の一以上の時間を費やす場所であることから、不満やストレスを抱えてエネルギーを消耗するのではなく、幸せな気持ちで仕事をしたいと願う人はきっと多いはずです。

    幸せな時は仕事がはかどる

    イギリスで数年かけてこのような実験が行われました。

    700人の被験者を2つのグループに分け、数学の問題を解くよう依頼しました。1つ目のグループにはチョコレート、飲み物、フルーツなどを無料で提供したり、問題を解く前にお笑いのビデオを見せたりしました。2つ目のグループには食べ物や飲み物などは与えず、意味も面白みもないビデオを見せました。すると、1つ目のグループの方が2つ目のグループよりもずっと回答率が高くなるという結果に。

    さらに、最近家族や友人との死別などの悲しい体験をしたという被験者と、そうでない被験者の生産性を検証したところ、悲しい体験をした被験者の生産性がずっと低くなるという結果に。

    これらの実験から導き出されたのは、人の生産性は幸せな時に高まるということ。実際、その生産性は10~12%の割合でアップするということが分かっています。また、幸せな人は時間をより効率的に使うということも分かっています。 仕事の質を保ったまま、仕事のペースを上げることが可能になるとのことで、幸せな従業員の多い会社はより成長が見込まれるということでしょうか。従業員一人一人が幸せに満ちることで、その周りにいる従業員やお客様、取引先にもその幸せが広がり、結果会社が成長する……これは顧客エンゲージメントと従業員エンゲージメントが高まることで期待できる結果です。

    幸せを引き出す感謝の気持ち

    「幸福学」の第一人者であるアメリカの心理学者、ソニア・リュボミアスキー博士の研究で、

    幸福度の50%は遺伝、10%はすぐには変えることのできない生活環境(財産、健康、社会的地位、外見、パートナーの有無など)、残りの40%は日々の意識的な行動に起因する

    ということが分かっています。自分の努力次第で40%も幸福度を上げることができるのであれば、今すぐにでも自分の心のあり方を見つめる価値はあるのではないでしょうか。

    リュボミアスキー博士は自身の著書『幸せがずっと続く12の行動習慣』で次のような行動習慣を提案しています。

    1. 感謝の気持ちを表わす
    2. 楽観的になる
    3. 考えすぎない、他人と比較しない
    4. 親切にする
    5. 人間関係を育てる
    6. ストレスや悩みへの対抗策を練る
    7. 人を許す
    8. 熱中できる活動を増やす
    9. 人生の喜びを深く味わう
    10. 目標達成に全力を尽くす
    11. 内面的なものを大切にする
    12. 身体を大切にする―瞑想と運動

    ただこの全てを実践する必要はなく、本書の中の「幸福行動診断テスト」 を行い、その結果にマッチングした4つの行動を習慣づけるのが良いとしています。その中でも今回は、1番目の行動習慣として挙げられていた「感謝」に焦点を当ててみたいと思います。

    感謝の気持ちが幸せな職場づくりに効果的な理由

    リュボミアスキー博士は著書の中で、感謝をすることでこのような効果があると説明しています。

    1. ポジティブになれる
    2. 自信と自尊心が高まる
    3. ストレスやトラウマに打ち克つ力がつく
    4. 道徳的な行動をとれるようになる
    5. 良い人間関係を築くのに役立つ
    6. 他人と比較して不満を抱くことが少なくなる
    7. ネガティブな感情が薄れる
    8. 快楽順応(快楽・幸福感に慣れてしまうこと)を防止する

    感謝をされるだけでも十分幸せな気持ちになりますが、前向きな姿勢、公平さ、寛容さ、牽引力、そして親身に相手を思いやる心に溢れた人柄を作るのが感謝の気持ちということになります。このような従業員が集まれば職場の幸福度も高まるということは容易に想像できますね。

    ”感謝体質”(幸せ体質)になるために習慣づけたい3つのこと

    1. 感謝日記をつける
    どんな些細なことでも構いません。感謝したい出来事を3~5個ほど書く習慣をつけてみてください。自分が普段書いている日記などに付け加えるのもOK。週に1回でもその効果は期待できます。

    2.直接感謝の言葉を伝える
    上司・部下・同僚はもちろん、家族や友人などへ、日ごろの感謝の気持ちを直接伝えましょう。電話でも直接あった時でも構いません。感謝の気持ちを伝えるためだけに相手を直接訪問すると、より効果的です。

    3.感謝の手紙を書く
    相手のことを考えながら、感謝の手紙を書きましょう。お互いの関係性を見つめ直すことができるだけでなく、当たり前に思ってしまっていた相手の存在の大切さを再認識することができます。手紙は渡さなくても、書くだけでも十分効果があります。

    ★あわせてこちらの記事もどうぞ→「従業員の幸せを考えるチーフ・ハピネス・オフィサー(CHO)という役職が増えている理由」

     

    SHAR

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