メルマガ登録

    CXの最新情報をお届けいたします。

    console.log("postID: 276");console.log("カウント: 845");

    2015.04.24 従業員エンゲージメント
    アパレル不況と呼ばれる中でも、右肩上がりに業績を伸ばすアーバンリサーチの成長エンジンは理念にあり?!

    以前、顧客の体験価値を上げるためのファッション・アパレル業界の創意工夫から見えたのは、顧客の声を聞く力を養うことの大切さの記事でご紹介させていただいたのが、株式会社アーバンリサーチ(以下、アーバンリサーチ)が開発した「ウェアラブル クロージング バイ アーバンリサーチ」と呼ばれるバーチャル試着端末。

    これまでイベント会場や商業施設にテナントとして入っているアーバンリサーチ店舗内へのバーチャル試着端末の設置はありましたが、2015年4月1日から東京ソラマチ2階の店舗区画への設置を行い、日本の商業施設において初の試みということもあり、注目を集めています。

    ECサイトとの連携、狭いスペースでの取扱商品の多様化、無人店舗としての活用などもできるこちらの端末は、アパレル業界の未来を先行くものなのかもしれません。

    「ウェアラブル クロージング バイ アーバンリサーチ」はアーバンリサーチのオムニチャネル施策の一つですが、今日はこのように常に新しい挑戦を続け、イノベーションを起こしていく同社の成長の背景に焦点を当ててみたいと思います。

    アーバンリサーチの歴史と成長の背景にあるものとは?

    2015年1月期の売上高は460億円(前年比26%増)を達成し、今期も二桁増の530~540億円を睨んでいるアーバンリサーチ。同社のこの成長を支えるのは、魅力的な商品と、お客様の立場に立ったサービス展開にあるように思います。

    元々アーバンリサーチは、1974年に前身となるジーンズカジュアルショップを大阪に開業するところからはじまっています。1997年にはURBAN RESEARCHを大阪のアメリカ村に初出店、2001年には株式会社アーバンリサーチに社名を変更しました。

    今ではURBAN RESEARCH DOORS、KBF、SENSE OF PLACEなど、シンプルながらもオンでもオフでも使え、トレンド感や遊び心を取り入れ、クオリティも納得で使い勝手の良いアイテムを提案する13ブランド・計216店舗(2015年2月現在)を全国に展開し、世代を問わず多くの人々から人気を集めています。

    アーバンリサーチはネットでも商品への興味喚起から購買行動までの誘引が上手。特にメールマガジンやオンラインショップで紹介されている人気スタッフのコーディネート&スタイリング写真は、ファンから「参考になる」「自分が着た時どうなるかイメージしやすい」と評判に。工夫はこれだけではなく、過去に購入した服と「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」で販売している服のイラストを重ね合わせてサイズを比較できるサービスなども取り入れています。

    アーバンリサーチの成長の源は理念にあり?!

    アーバンリサーチの成長を支えているのは商品、製品、ヒトですが、その基盤となるものが同社の理念にあるように思います。

    企業理念
    すごいをシェアする
    街をにらみ 売り場をさぐり 時代を見通すすごいをシェアするための3つの理念
    ①柔軟性
    アーバンリサーチはスタッフの個性を大事にします。 自分たちがワクワクするようなアイディア、好きなことを柔軟に取り入れ新鮮で価値あるものを提案します。

    ②顧客起点
    アーバンリサーチは新しいニーズを掘り起こし、価値あるものへと昇華させます。 お客様が必要なもの、興味のあるもの、楽しいと感じることなどをスタッフ自らがお客様の立場に立って提案します。

    ③価値あること
    アーバンリサーチはクオリティとオリジナリティの両方を併せ持つものに価値を見出します。 ワールドワイドな視野で街を探り、時代を見つめ、新しいファッションのみならず、 流行に左右されない価値あるものをきちんと提案します。

    「すごい」とは
    [すごい]…感動、エネルギー、若さ、品質
    [シェア]…お客様、取引先様、社員と共有する

    上記にある「スタッフの個性を大事にする」という姿勢は、アーバンリサーチ代表取締役社長・竹村幸造氏の「利益よりもまず自分たちが面白いかどうかを優先しています。店長をはじめとしたみんなの〝好き〟の積み重ねが、結局は強い企業作りにつながると思っています」という言葉に表れています。同社は従業員を「人材」ではなく「人財」ととらえているということですね。こうした企業の姿勢や考え方に従業員が共感し、愛着を持って働くことで、従業員エンゲージメント強化につながります。

    利益より従業員のチャレンジ精神を優先しているからと言って、お客様の優先順位が低いわけではありません。上記「顧客起点」にもあるように、アーバンリサーチが事業立ち上げの際に大切にしているのは、”お客様の立場に立つ”ということ。その上でデザインを模索し、新しいニーズを追求し、クオリティとオリジナリティの両方を併せ持つ製品を提供する姿勢が、顧客エンゲージメント強化につながります。

    アーバンリサーチは自らの理念を体現しているように思います。会社や製品が好きという気持ちで仕事に取り組み、お客様視点で製品・サービスを提供し、自社のブランド力に満足せず、アパレル不況の時代でもチャレンジ精神旺盛に常に新しいことに取り組んでいるからこそ、今の成長につながっていると言えるのではないでしょうか。

    参考:
    http://www.urban-research.co.jp/company/philosophy.html
    http://www.urban-research.co.jp/recruit/2015/company/

    SHAR

    • line
    • facebook
    • facebook
    • はてな
    • facebook

    顧客体験(CX)、NPSに
    関するご相談

    トータルエンゲージメントグループでは、これまで延べ100社以上15,000店舗以上のアパレル・小売流通・飲食宿泊から金融、行政などB2C事業からSaaSやメーカーのようなB2B事業など、様々な業種での支援実績がございます。
    CXにおける改善をツール提供だけでなく、全体の戦略をもとに策定・実施まで一気通貫でサポートいたします。まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください!

    メルマガ登録

    Total Engagement Groupの最新ニュースや、CX・NPSの最新トレンドを
    メールマガジンにて配信しております。ご登録はこちらから!

      CXの最新情報をお届けいたします。

      コメントを書く

      コメントはこちらで承認の作業を行うまでは表示されません。ご了承ください。

      © 2022 Total Engagement Group Inc.
      All Rights Reserved.