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    2026.06.18 NPS
    FRS™(2回目来店率)とは何か?NPSだけでは測れない「本当のリピート意欲」

    NPSスコアを測り続けているのに、リピート来店数がなかなか増えない。そんな状況に直面しているCX/CS担当者は、驚くほど多くいます。「推奨意向は高いのに、なぜ行動につながらないのか」というギャップは、じつは指標そのものの設計に根本的な課題が潜んでいるということです。

    NPSは顧客の「心の声」を測る優れた指標です。ところが今は違います。

    顧客が実際に2回目の来店・購入をするかどうか、その行動意欲を定量化しなければ、施策の精度は上がらない。そこで弊社が長年の現場経験から体得した独自指標がFRS™(2回目来店率)です。

    本記事では、FRS™の定義・算出方法・NPSとの違いを実践的な視点で解説します。

    こんな方にオススメ

    • NPSを導入・運用しているものの、リピート率の改善につながっていないと感じているCX責任者
    • 経営層への報告・施策立案のために、NPS以外の補完KPIを探している方
    • 「満足度は高いはずなのに再来店が増えない」という矛盾を言語化・解消したい方

    この記事を読むと···

    • FRS™(2回目来店率)の定義と、NPSでは測れない領域がどこなのかを理解できます
    • NPS×FRS™を組み合わせたKPI設計の実践ステップが体得できます
    • 自社の指標体系を見直し、データドリブンなCX改善ループを回す具体的な方法がわかります

    目次

    NPSの落とし穴:なぜ「満足度」と「リピート行動」はズレるのか?

    NPSの落とし穴:なぜ「満足度」と「リピート行動」はズレるのか? NPS:推奨意向 満足度とリピート vs FRS™:実行動 スコア改善vs再来店率

    多くの企業がNPSを導入して、スコアの改善に取り組んでいます。ところが実際の現場では「NPSは改善したのに、再来店率が変わらない」という声を頻繁に耳にします。

    この現象は偶然ではありません。NPSと実際のリピート行動の間には、構造的なギャップが存在しているということです。

    NPSが高くても再来店しない顧客が生まれる理由

    NPSは「友人や同僚にこのサービスを薦めたいですか?」という1つの質問への回答スコアです。これは顧客がアンケートに答えた瞬間の感情・意向を反映しています。

    ところが、人間の行動は感情・意向だけで決まるわけではありません。競合他社のキャンペーン、生活環境の変化、アクセスのしやすさ、予算の都合——そうした外部要因がリピート行動を左右します。

    つまり「薦めたい」という意向が「また来る」という行動に必ずしも変換されないということです。

    弊社の現場支援で実感しているのは、NPSスコア9点・10点のプロモーターと呼ばれる顧客のうち、実際に90日以内に再来店する割合が思いのほか低いケースが多い、という現実です。この「意向と行動のズレ」を測定できる指標がなければ、いくら施策を打っても効果測定がぼやけてしまいます。

    感情指標と行動指標、それぞれの役割

    CX改善の文脈で重要なのは、感情指標と行動指標を明確に使い分けることです。NPSに代表される感情指標は「なぜ顧客がそう感じるのか」という原因探索に強みを発揮します。

    一方、行動指標は「実際にどう動いたか」という結果の確認に使います。この2つをつなぎとして設計することで、はじめてPDCAが機能するKPI体系が完成します。

    たとえば整体・整骨院チェーンでいえば、施術後のNPS調査でスコアが改善しても、リピート予約率が変わらなければ売上への貢献はゼロです。CX改善は「顧客を気持ちよくすること」が目的ではなく、「顧客を継続的なファンにすること」が本質です。その本質にたどり着くためには、行動を測るKPIが不可欠だということです。

    「満足しているが来ない」顧客の正体

    NPS調査で高スコアをつけながら再来店しない顧客には、いくつかのパターンがあると考えられています。一つは「受動的満足」と呼べる状態で、体験は良かったが積極的に戻る理由がない顧客です。

    もう一つは「意向未変換」状態で、薦めたいとは思うが自分自身は別の選択肢を選んでいる顧客です。これらは感情指標だけでは識別できません。

    この問題を解決するために開発されたのが、弊社独自の指標であるFRS™(Frequency Return Score / 2回目来店率)です。顧客の実際の行動データを起点に、リピート意欲を定量化する考え方です。NPSを否定するのではなく、NPSでは見えない領域を補完するものとして位置づけています。

    FRS™とは何か?定義と計測方法

    FRS™とは何か?定義と計測方法 FRS&am p;amp; amp;#… FRS™ 初回来店 2回目購買 行動実績測定 ロイヤルティ K…

    FRS™(Frequency Return Score)は、初回来店・購入をした顧客が一定期間内に2回目の来店・購入をする割合を軸とした、弊社・株式会社トータルエンゲージメントグループが開発した独自の顧客ロイヤルティKPIです。NPSが「薦めたいか」を問うのに対し、FRS™は「実際に戻ってきたか」という行動実績を測定します。

    FRS™の定義と算出式

    FRS™の基本算出式は、「観測期間内に2回目来店した顧客数 ÷ 初回来店顧客数 × 100」です。観測期間は業種や購買サイクルによって設定を変えます。たとえば整骨院・整体院であれば施術周期を考慮して30〜60日、飲食チェーンであれば90日、フィットネスクラブであれば入会から90日以内、といった具合です。

    重要なのは、この指標が「アンケートの回答」ではなく実際の来店・購買データを起点にしているという点です。POSデータ・予約管理システム・会員IDなど、すでに御社に存在するデータを使って算出できます。新たなシステム投資をしなくても、データの整理と設計の見直しで計測を始められることが多いです。

    業種別・観測期間と目安スコア

    FRS™は業種によって適切な観測期間と「改善ボーダーライン」が異なります。一般的な傾向として、整体・整骨院チェーンでは初回来店から60日以内の2回目来院率を測ることが多く、飲食・カフェチェーンでは90日を基準とするケースが多いとされています。美容サロンではカット・カラーの施術サイクル(60〜90日)を観測期間とすることが標準的です。

    なお、業種ごとのベンチマークについては弊社・株式会社トータルエンゲージメントグループが複数業種にわたる支援実績から蓄積したデータをもとにご提示しています。「自社のFRS™スコアが業界水準と比べてどの位置にあるのか」という相対評価まで含めて設計することで、経営層への報告や施策優先順位の設定がはるかにシンプルになります。

    NPSスコアとFRS™を同時に見ることの意味

    NPSとFRS™を二次元マトリクスで整理すると、顧客の状態が4パターンに分類できます。「NPS高×FRS高」は本物のファン、「NPS高×FRS低」は意向未変換(最も改善余地が大きい領域)、「NPS低×FRS高」は惰性リピーター、「NPS低×FRS低」は離脱予備軍です。

    この分類が体得できると、施策の優先順位が驚くほど明確になります。NPSだけを見ていると「NPS高×FRS低」の顧客群がまるで見えていない状態になります。

    これこそが、「NPSは高いのにリピートが増えない」という現象の正体だということです。

    NPS vs FRS™:何が違うのか?表で比較

    NPSとFRS™はどちらも「顧客ロイヤルティ」を測る指標ですが、測定しているものの本質が異なります。この違いを正確に理解することが、KPI設計の第一歩です。二つの指標を整理した比較表を以下に示します。

    比較軸 NPS(Net Promoter Score) FRS™(2回目来店率)
    測定対象 感情・推奨意向(心理状態) 行動・再来店実績(行動データ)
    データ取得方法 アンケート(主観的回答) POS・予約管理・会員データ(客観的実績)
    分析の強み 「なぜそう感じたか」の原因探索 「実際にどう動いたか」の結果確認
    改善施策との連動 感情体験の質的改善に紐づく リピート促進施策の効果測定に直結
    限界・課題 実際の行動変容を保証しない 「なぜ来なかったか」の原因が見えにくい
    推奨活用法 CX改善の原因仮説を立てる段階 施策効果を検証・経営報告する段階

    NPSの「測れること」と「測れないこと」

    NPSが優れているのは、顧客の体験品質に対する感情的評価をシンプルな数値で表現できる点です。スタッフの接客態度、施設の清潔感、サービスの速さ——こうした体験要素がどう影響しているかを把握するのに適しています。また、競合他社との比較・業界ベンチマークとの対比に使いやすい点も、NPSが世界的に普及している理由の一つです。

    ところが今は違います。NPSが測れないのは「その感情がどれだけ実際の行動変容につながるか」という変換効率です。

    推奨意向が高い顧客がどの程度の確率でリピーターになるかは、NPSだけからは算出できません。その変換効率を測るために、FRS™という行動指標が必要になります。

    FRS™の「測れること」と「測れないこと」

    FRS™が示すのは、ある期間における顧客の再来店という行動の実績です。これは施策効果の検証に直接使えます。

    たとえば「ファーストリピート促進キャンペーンを実施した前後でFRS™がどう変化したか」という検証が可能です。売上・来店数という経営指標と直接つながるため、経営層への報告資料として非常に説得力があります。

    一方でFRS™だけでは、「なぜリピートしなかったのか」の原因まではわかりません。来なかった理由が体験品質なのか、競合オファーなのか、生活環境の変化なのかを分解するには、NPSや定性調査と組み合わせることが必要です。両指標は補完関係にある、ということです。

    二つの指標を「つなぎ」として使う設計思想

    弊社が実践しているアプローチは、NPSとFRS™を「原因と結果のつなぎ」として設計することです。NPSが下がったセグメントでFRS™も下がっているなら、体験品質の問題がリピート離脱に直結しています。

    NPSは高いがFRS™が低いセグメントなら、体験後のフォローアップや来店のハードルに問題があると仮説が立てられます。このように二つの指標を重ねることで、「どこに手を打てば最も効果的か」という意思決定の精度が驚くほど上がります。

    FRS™を高めるための実装ステップ(3段階)

    FRS™を高めるための実装ステップ(3段階) 1 現状測定 2 セグメント分解 3 データ分析 4 施策介入 5 効果検証

    FRS™を導入して改善につなげるには、「測定→分析→介入」の3段階を順序立てて完走することが重要です。闇雲に施策を打つのではなく、データを起点にした構造的なアプローチが求められます。ここでは実践的な実装ステップを解説します。

    STEP 1:現状のFRS™を測定し、セグメント別に分解する

    まず取り組むべきは、現状のFRS™スコアを算出することです。既存の予約管理システム・POSデータ・会員IDを使って、初回来店顧客のうち設定した観測期間(例:60日、90日)内に再来店した割合を集計します。多くの企業ではこのデータがすでに存在しているにもかかわらず、KPIとして整理されていないことがほとんどです。

    算出したら、次はセグメント別に分解します。年代・性別・来店チャネル(Web予約/当日予約/紹介)・担当スタッフ——こうした属性別にFRS™を比較することで、「どのセグメントでリピートが起きていて、どこで失われているか」が見えてきます。全体のFRS™が同じでも、20代女性のWeb予約経由の顧客に限定すると大きく異なる、というケースは実感として多くあります。

    STEP 2:NPS×FRS™マトリクスで施策優先順位を決める

    現状のFRS™スコアが算出できたら、NPS調査データと照合してマトリクスを作成します。前述の4象限(NPS高×FRS高、NPS高×FRS低、NPS低×FRS高、NPS低×FRS低)に顧客を分類することで、最も改善余地の大きいセグメントが特定できます。

    多くの場合、「NPS高×FRS低」の象限にいる顧客が最もアプローチしやすい対象です。体験には満足しているものの再来店していないため、適切なタイミングでの接触・リマインド・オファー提示によって行動変容を促せる可能性が高いです。

    この象限の顧客数×来店単価が、改善によって生まれる潜在的な売上増分の試算になります。弊社の支援事例では、この「NPS高×FRS低」の改善余地が年間数千万円規模に達することが確認されています。

    STEP 3:サービス品質向上を最優先に、ファーストリピートの仕組みを設計する

    FRS™を高める施策の優先順位は、サービス品質の向上を最初に取り組むことです。再来店を促すために外部施策から入ると、体験品質の問題が解決されていないまま顧客を呼び戻すことになり、長期的なロイヤルティは高まりません。まずサービスの質・スタッフのスキル・プロセスの一貫性を底上げし、「また来たい」という自然な動機を生み出すことが土台です。

    その上で、初回来店後に顧客との関係を構築する接点設計を行います。来店直後のサンクスメール・次回来店の提案・アフターフォローといった顧客との継続的なつながりを構造化します。

    重要なのは、個々のスタッフの感覚に依存させず、仕組みとして機能させることです。12週間のPDCAを回すことで、この仕組みが定着し組織に体得される形になります。

    主要CXプラットフォーム5選:FRS™視点での比較

    NPS計測やCX改善を支援するプラットフォームは複数存在します。ここでは、FRS™のような行動指標を組み込んだKPI設計という視点から、主要な5つのサービスを比較します。御社の規模・課題・予算感に合わせた選択の参考にしてください。

    評価軸 株式会社トータルエンゲージメントグループ Medallia Qualtrics InMoment 電通マクロミルインサイト
    行動指標(FRS™等)への対応 ◎ FRS™独自指標を標準搭載、NPS×行動を統合可視化 ○ カスタムKPI設定で対応可能(設定工数が大きい) ○ 拡張性高く設計次第で対応可(専門知識が必要) △ VOC分析が主体、行動連動は別途連携が必要 △ 調査設計中心、行動データとの統合は限定的
    中堅中小企業への適合 ◎ 3店舗〜対応、月額型で導入ハードルが低い △ 大企業・グローバル向け、中堅中小には過剰スペック △ エンタープライズ志向、導入・維持コストが高い ○ 規模を問わず対応、ただし要件定義の工数がかかる ○ 調査単位での発注が可能でスモールスタートしやすい
    CX×EX統合(同一プラットフォーム) ◎ YourVoice NEXTでCS×ESを同一画面で可視化 ○ CX・EX両対応だが個別モジュール・コストが加算 ○ XM Platformで統合可能、設定の複雑度は高め ○ CX/EX両対応、ただし統合ダッシュボードは要確認 △ 顧客調査が主体、ES調査は別途契約が基本
    伴走型改善支援 ◎ 12週間FactBase Workshop、PDCAを組織に体得させる △ ツール提供が主体、支援はパートナー経由 △ プラットフォーム提供が中心、コンサル支援は別契約 ○ 導入支援あり、継続伴走の手厚さは要確認 ◎ リサーチ設計・分析レポートまで一貫支援
    業界ベンチマーク比較 ○ FRS™業種別データを蓄積・提供(継続拡充中) ◎ グローバル大規模データ、業界ベンチマーク豊富 ◎ 業界別NPS基準データが充実 ○ VOCデータからのベンチマーク提供あり ◎ NPS業界ベンチマーク調査が主力サービス

    株式会社トータルエンゲージメントグループ — NPS×FRS™で「意向→行動」のギャップを埋める伴走型SaaS

    評価軸 評価
    サービス名 株式会社トータルエンゲージメントグループ
    行動指標(FRS™)対応 ◎ 独自開発・標準搭載
    中堅中小適合 ◎ 3店舗〜、月額型で導入しやすい
    CX×EX統合 ◎ 同一プラットフォームで統合可視化
    伴走型改善支援 ◎ 12週間FactBase Workshopで組織に定着

    弊社・株式会社トータルエンゲージメントグループが提供するのは、NPSの計測に加えてFRS™(2回目来店率)という独自の行動指標を同一プラットフォームで運用できるSaaSです。「推奨意向」と「実際のリピート行動」の乖離を定量的に可視化し、どの顧客セグメントにどんな施策を打つべきかを明確にします。

    特に3店舗〜の中堅中小企業の経営者・CX責任者にとって、グローバルの大型SaaSは機能過剰かつコスト過多になりがちです。弊社のサービスは、御社の現場に合わせたKPI設計から始め、12週間のFactBase Workshopで改善プロセスを組織に体得させるところまで伴走します。

    データを眺めるだけで終わらない、実際の売上改善につながる仕組みとしての実感を持っていただけるサービスです。料金は規模・サービスラインアップに応じて異なります。

    詳細は公式サイトよりお問い合わせください

    Medallia Experience Cloud — グローバルエンタープライズのCXM基盤

    評価軸 評価
    サービス名 Medallia Experience Cloud
    行動指標対応 ○ カスタムKPIで設定可能
    中堅中小適合 △ グローバル大企業向けの設計
    CX×EX統合 ○ 両対応だがモジュール別コスト
    業界ベンチマーク ◎ グローバル大規模データ

    Medalliaはグローバル大企業を中心に、顧客・従業員フィードバックをリアルタイムで大量収集・分析するCXMプラットフォームとして広く利用されています。NPSを中核KPIとした本格的な体系構築が可能で、グループ横断で統一KPIを管理したい大規模組織のCS/CX部門に適しています。

    特にグローバルベンチマークデータの豊富さと、多拠点・多言語対応の設計思想は際立った強みです。一方で、中堅中小企業にとっては機能規模・導入コスト・運用工数のいずれも過剰になりやすい傾向があるとされています。

    グループ全体で統一CXM基盤を構築したい大企業のCX部門に最も向いているサービスといえます。料金は公式サイトよりお問い合わせください。

    Qualtrics XM Platform — EX・CXを横断した統合エクスペリエンスマネジメント

    評価軸 評価
    サービス名 Qualtrics XM Platform
    行動指標対応 ○ 設計次第で対応可
    中堅中小適合 △ エンタープライズ志向が強い
    CX×EX統合 ○ XM Platformで一元化可能
    業界ベンチマーク ◎ 業界別NPS基準データ充実

    Qualtrics XM Platformは、NPS測定を標準搭載しつつ、EX・CXを横断したエクスペリエンスマネジメント全体をひとつのプラットフォームで一元化したい企業に向いています。拡張性が高く、複数事業部・複数ブランドにまたがるKPI体系を構築したい組織に特に適しているとされています。

    SAP傘下のグローバルプラットフォームとして、大規模な調査設計・統計分析・組織サーベイまで幅広くカバーしています。一方で、エンタープライズ向けの設計思想から、導入・運用コストと専門知識の習得ハードルが高くなりやすい傾向があります。

    複数ブランド・グループ横断で統一KPIを設計したい大企業のCX/HR部門に向いているサービスです。料金は公式サイトよりお問い合わせください。

    InMoment XI Platform — VOC×テキストアナリティクス統合のCX/EXプラットフォーム

    評価軸 評価
    サービス名 InMoment XI Platform
    行動指標対応 △ VOC主体、行動データ連携は別途
    中堅中小適合 ○ 規模を問わず対応可
    CX×EX統合 ○ 両対応、統合ダッシュボードは要確認
    テキストアナリティクス ◎ 定性・定量の統合分析に強み

    InMoment XI Platformは、VOC収集・NPS分析・テキストアナリティクスを統合したCX/EXプラットフォームです。顧客の声を定性・定量の両面から分析し、組織全体のCX改善サイクルを回したいCX部門に向いています。特にテキストマイニングによる自由回答分析の精度は高く評価されています。

    顧客の定性的なフィードバックを大量に処理し、そこから改善テーマを抽出したいという組織のニーズに応えられるサービスです。VOCデータからNPS分析・テキストアナリティクスまでを統合的に活用したいCX部門に最も向いていると考えられます。料金は公式サイトよりお問い合わせください。

    NPS®ベンチマーク調査・CX改善支援(株式会社電通マクロミルインサイト)— 業界相対評価とリサーチ起点のCX戦略

    評価軸 評価
    サービス名 NPS®ベンチマーク調査(電通マクロミルインサイト)
    行動指標対応 △ 調査設計中心、行動データ統合は限定的
    中堅中小適合 ○ 調査単位での発注でスモールスタート可
    CX×EX統合 △ ES調査は別途契約が基本
    業界ベンチマーク ◎ NPS業界ベンチマーク調査が主力

    電通マクロミルインサイトが提供するNPS®ベンチマーク調査・CX改善支援は、業界ベンチマーク比較や競合他社との相対的なロイヤルティ水準の把握を主目的とする企業に向いています。「自社のNPSスコアが業界内でどの位置にあるか」という文脈を第三者の視点で整理したいリサーチ・マーケティング部門に特に適しています。

    CX戦略の方向性を大きく見直す際に、外部の業界データをもとに議論の土台を固めたい場合の活用価値は高いと考えられます。一方で、継続的な改善ループの運用や行動指標との統合という観点では、SaaS型の継続運用ツールと組み合わせることでより効果的な設計になるでしょう。料金は公式サイトよりお問い合わせください。

    どちらを選ぶべきか?ケース別推奨

    どちらを選ぶべきか?ケース別推奨 課題確認 フェーズ判定 サービス選定 最適ツール推奨 導入実行

    5つのサービスを比較してきました。大切なのは「最も機能が多い」ものを選ぶことではなく、「御社の現在のフェーズと課題に最も合致している」ものを選ぶことです。ここでは代表的なペルソナ別に、最適な選択肢を整理します。

    【CTA】FRS™の自社スコアを測定したい方へ
    「自社のFRS™はどのくらいか」「NPSとの乖離がどの程度あるか」を具体的に把握したい場合は、弊社への無料相談をご活用ください。現状のデータを整理するところから伴走します。

    無料相談はこちら 資料ダウンロード

    中堅中小企業のCX責任者・経営者には:株式会社トータルエンゲージメントグループ

    年商3億〜・3店舗以上の規模で、NPSを導入しているものの改善に結びついていないと感じているCX責任者や経営者には、弊社・株式会社トータルエンゲージメントグループが最も向いています。FRS™という行動指標をNPSと組み合わせることで、「どこに手を打てば最も売上につながるか」が驚くほど明確になります。

    グローバルSaaSの機能は過剰だが、属人的なKPI管理からは脱却したい。そのちょうどよい選択肢として弊社を選んでいただいているケースが多くあります。

    12週間のFactBase Workshopは、データを見るだけで終わらず、組織として改善プロセスを体得するところまで伴走します。CX改善を「仕組み」として完走させたい企業に、ぜひお声がけいただければと思います。

    グローバル大企業のCX/CS部門には:MedalliaまたはQualtrics

    数千〜数万人規模の顧客データをリアルタイムで処理し、グループ横断で統一KPIを管理したいグローバル大企業には、MedalliaまたはQualtricsが適しています。どちらもエンタープライズ向けに設計されており、大規模なフィードバック収集・分析・組織連携の仕組みを求める場合に力を発揮します。

    複数ブランド・複数国にまたがるKPI体系を構築し、グローバルで統一されたCX管理基盤を持ちたい場合は、これらのプラットフォームを詳細に評価することをお勧めします。導入前のPoC(概念実証)段階から専門パートナーと組むことで、スムーズな立ち上げが実現しやすいとされています。

    「自社NPS値の業界的な意味を知りたい」リサーチ担当者には:電通マクロミルインサイト

    現状のNPSスコアを業界文脈で相対的に評価し、CX戦略の方向性を外部データで根拠づけたいリサーチ・マーケティング部門には、電通マクロミルインサイトのNPS®ベンチマーク調査が向いています。「業界平均と比べて自社はどの位置か」という問いに答えるための、信頼性の高い調査設計と分析レポートが強みです。

    この段階で外部視点を固めた上で、継続的な改善ループの運用にはSaaS型ツールを組み合わせるという使い方も有効です。調査起点でCX戦略を構築したい組織にとって、有力な選択肢になります。

    株式会社トータルエンゲージメントグループによる解決アプローチ

    「NPSだけでは経営に直結しない」という課題を、弊社は長年の現場支援の中で実感し続けてきました。その答えとして体得したのが、NPS×FRS™の統合KPI設計というアプローチです。株式会社トータルエンゲージメントグループは、NPSの計測から始め、FRS™という独自の行動指標を組み合わせることで、「顧客の意向」と「実際のリピート行動」のギャップを定量的に可視化します。

    具体的には、YourVoice NEXTによるAI駆動のNPS収集・CX×EX同時可視化、FactBase Workshopによる12週間のPDCA伴走、そしてCX Blueprintによるペルソナ・カスタマージャーニー設計支援を組み合わせた体系的なアプローチをご提供しています。御社のデータを起点に、改善余地を年間売上換算で試算するところから始めることも可能です。一緒にFRS™の現状を測定し、最も効果的な施策に絞り込む伴走を届けたいと考えています。

    まとめ

    NPSは顧客の推奨意向を測る優れた指標ですが、実際のリピート行動との間には構造的なギャップが生まれることがあります。「NPS高×再来店少」という現象は、行動指標が欠けている状態から生まれるということです。FRS™(2回目来店率)は、その行動的な側面を補完する独自指標として、NPSとのセットで活用することで驚くほどKPI設計の精度が高まります。

    今回比較した5つのサービスは、それぞれに強みと向いている企業規模・フェーズがあります。グローバル大企業にはMedalliaやQualtricsが向いていますが、中堅中小企業が「仕組みとしてCX改善を完走させたい」という場合には、弊社・株式会社トータルエンゲージメントグループが最もコストパフォーマンスよく伴走できるパートナーです。

    顧客体験の質を高めながら、実際のリピート行動につなぎ、売上改善という経営成果まで届けること。それが弊社の使命だということです。

    CX改善を感情指標だけで語るのをやめ、行動指標を加えた新しいKPI体系への移行は、驚くほど楽しいプロセスです。あなたにも、その実感をぜひ届けたいと思います。まずは現状のFRS™スコアを確認するところから、ご一緒しましょう。

    また、CX改善を経営の本質として捉え直したい方には、100年続く企業に学ぶ、顧客体験(CX)の重要性もあわせてご覧いただければと思います。体験価値をどう持続させるかという視点に、新たな気づきがにじみ出てくるはずです。

    よくある質問(FAQ)

    Q. FRS™はどのようなデータがあれば計測できますか?

    A. 基本的には予約管理システム・POSデータ・会員IDのいずれかがあれば計測を始めることができます。新しいシステムを導入しなくても、既存データの整理と観測期間の設計から着手できるケースが多いです。どのようなデータが活用できるかは、弊社の無料相談の中でご確認することができます。

    Q. NPSを廃止してFRS™に切り替えるべきですか?

    A. 廃止する必要はありません。FRS™はNPSを補完する指標として設計されています。NPSが「なぜそう感じるか」の原因探索に強みを持つのに対し、FRS™は「実際に行動したか」の結果確認に使います。両指標を組み合わせることで、KPI体系としての精度が大幅に高まります。

    Q. FRS™の「改善ボーダーライン」はどう設定すればよいですか?

    A. 業種・購買サイクル・競合環境によって適切な水準は異なります。弊社では複数業種にわたる支援実績から業種別のベンチマークデータを蓄積しており、御社の業種に合わせた目安スコアをご提示することができます。自社の絶対値だけでなく、業界相対評価まで含めて設計することで、経営層への説明が格段にシンプルになります。

    Q. 中小規模の企業でもFRS™を導入した改善活動は現実的ですか?

    A. 十分に現実的です。大企業向けのグローバルSaaSとは異なり、弊社のサービスは3店舗規模から対応しており、月額型で導入ハードルを抑えて始めることができます。12週間のFactBase Workshopは、大きな専門チームがなくても改善プロセスを組織に体得させる設計になっています。

    Q. FRS™とNPSの乖離を発見した場合、最初に取り組むべき施策は何ですか?

    A. 最初に取り組むべきはサービス品質の向上です。外部施策からリピートを促すよりも、まず「また来たい」という自然な動機が生まれるだけの体験品質を整えることが重要です。次のステップとして、初回来店後の顧客との関係を構造的に設計し、フォローアップを仕組みとして機能させます。この順序を守ることで、ファーストリピーターの増加が持続可能なものになります。

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    池田 順一
    代表取締役池田 順一

    経営は最高の自己成長の場——この信念のもと、30年間走り続けてきました。
    IT・マーケティング・CX-EXの三層を一人でつなぎ、2社の事業売却を完走。現在は株式会社トータル・エンゲージメントグループのCEOとしてIPO準備を進めながら、経営者の伴走も続けています。「リーダーシップ」と「マネジメント」を体得すれば、経営は驚くほど楽しいものになる。その実感を、あなたにも届けたい。

    Career Timeline
    1994:(株)ガリレオゼスト 設立 ITマーケティングの世界へ
    2000:(株)PIM を Yahoo! Japan へ売却 1社目のイグジット完走
    2006:(株)ガリレオゼスト をセプテーニへ売却 2社目のイグジット完走
    2010:(株)シンクー 設立 CX-EXコンサルタントとして独立
    現在:株式会社トータル・エンゲージメントグループ CEO IPO準備中・経営者伴走メンタリング継続

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    トータルエンゲージメントグループでは、これまで延べ100社以上15,000店舗以上のアパレル・小売流通・飲食宿泊から金融、行政などB2C事業からSaaSやメーカーのようなB2B事業など、様々な業種での支援実績がございます。
    CXにおける改善をツール提供だけでなく、全体の戦略をもとに策定・実施まで一気通貫でサポートいたします。まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください!

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