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    2025.09.07 顧客体験
    【コラム】「売る」から「ファンを作る」へ—中小企業にこそ必要なCX視点—

    CSからファンへ

    「売る」ことに追われる中小企業の現実

    多くの中小企業にとって、日々の最重要課題は「売上を立てること」です。短期的な数字を追い、値引きやキャンペーンで集客を図る。しかし、こうした“売る”ことに偏った活動は、一時的な成果を生んでも長続きしません。顧客が商品やサービスを選ぶ基準が「価格」や「利便性」だけになってしまうと、簡単に他社に乗り換えられてしまうのです。大手のように広告費や人員に余裕がある企業であればカバーできますが、リソースの限られた中小企業こそ、従来型の「売る営業」からの脱却が急務になっています。

     CX視点が生む「ファン」という資産

    そこで必要になるのが、CX(顧客体験)の視点です。商品を買っていただくだけでなく、「また来たい」「誰かに勧めたい」と思わせる体験をどう設計するか。例えば、美容室での会話や細かな気配りが「自分だけを大切にしてくれる」という感覚を与えたり、飲食店でスタッフが名前を覚えていてくれることが「特別感」につながったりします。こうした小さな体験の積み重ねが「ファン」を生みます。ファンはリピート顧客となり、さらに口コミや紹介を通じて新しい顧客を呼び込みます。広告や値引きに頼らずとも売上が安定していくのは、この「ファン資産」を持っている企業の特徴です。

    中小企業だからこそできるCXの磨き方

    CXは大きな投資をしなくても実現できます。むしろ顔が見える規模の中小企業だからこそ、一人ひとりの顧客に寄り添った体験を提供しやすいのです。例えば、アンケートを「フィードバック」と呼び、顧客の声を日常の会話として受け取る仕組みをつくる。スタッフが共有しやすい形で顧客のエピソードをストックし、現場で活かす。こうした取り組みは、規模の大きな企業よりも小回りの利く中小企業の方が実践しやすい領域です。大切なのは、日々の接点の中で「顧客にどんな気持ちになってほしいか」を意識して行動すること。その積み重ねがファンを増やし、結果的に売上や利益を押し上げる循環を生み出します。


    まとめ:CX視点は「未来への投資」

    「売る」ことに追われるだけでは、常に価格競争や集客コストに苦しむことになります。しかし「ファンを作る」ことにシフトすれば、顧客が自ら企業を支え、広めてくれる仕組みができあがります。中小企業にとってCX視点は贅沢ではなく、生き残りと成長のための必須戦略です。

    短期的な売上から一歩引き、「ファンづくり」という長期的な資産形成に取り組むこと。それが、これからの中小企業経営の鍵となるのです。

    SHAR

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