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    2025.01.13 体験価値組織文化経営
    スタートアップ企業とエンゲージメント:
    体験価値経営が成功の鍵

    スタートアップとCJM

    スタートアップとベンチャー、だいぶ一般用語化して行きたと思われます。ただ多くの場合、起業したてだからスタートアップと言われる方もいますが、4つの観点で違いあると言われています。ビジネスモデル、スピード感、収益性、EXIT戦略です

    スタートアップは、イノベーションと革新性にフォーカスし、短期間で急成長を目指す企業です。 一方、ベンチャー企業は、既存のビジネスモデルを活用して収益性を高めることを目指し、着実な成長を目指す企業です。

    ではスタートアップの成功は、斬新なアイデアやスピード感ある実行力だけに依存しているわけではありません。市場での存在感を確立し、顧客や従業員からの支持を得るには、「エンゲージメント(Engagement)」が欠かせません。特にスタートアップの初期段階では、限られたリソースの中で顧客体験(CX)と従業員体験(EX)の質を高め、企業としての価値を示すことが重要です。私自身30年間スタートアップ業界に身をおいており、現在のTEGもスタートアップだと認識して経営しております。

    では、スタートアップにとって、エンゲージメントが必要なのをまとめてみました。

    スタートアップにおけるエンゲージメントの重要性

    エンゲージメントとは、顧客や従業員が企業やブランドに対してどれほど深く関わりを持ち、信頼し、支持しているかを示す指標です。スタートアップにとっては特に重要な概念であり、初期段階でのエンゲージメントの向上が、その後の市場拡大や資金調達に直結します。

    顧客エンゲージメント(CX)

    スタートアップは、競争の激しい市場で他社との差別化を図るため、顧客エンゲージメントを高める必要があります。顧客との接点で「期待を超える体験」を提供することができれば、顧客ロイヤルティが向上し、ブランドの信頼性が強化されます。たとえば、迅速で丁寧なカスタマーサポートや、パーソナライズされた体験は、顧客の満足度を高める効果があります。

    従業員エンゲージメント(EX)

    スタートアップでは、限られた人材で多くの業務をこなす必要があるため、従業員のエンゲージメントが成長の鍵を握ります。従業員が会社のビジョンに共感し、仕事に対してモチベーションを持って取り組む環境を整えることで、生産性が向上し、離職率を低下させることが可能です。たとえば、フラットな組織文化や透明性のある経営スタイルは、従業員エンゲージメントを高める要素として機能します。

    体験価値経営がエンゲージメントを高める理由

    体験価値経営(Experience Management)は、顧客や従業員に対して一貫した価値ある体験を提供することで、エンゲージメントを向上させるアプローチです。スタートアップが体験価値経営を実践する際には、以下のポイントが重要です:

    1. 自分ごと化された体験

    スタートアップの強みは、顧客や従業員一人ひとりのニーズに細やかに対応できる柔軟性にあります。顧客に対しては、個別の課題や期待に応えるカスタマイズされたサービスを提供することで、競合との差別化を図ることができます。一方で、従業員に対しては、キャリアの目標やスキル開発のニーズに応える取り組みが、エンゲージメント向上に寄与します。

    2. フィードバック文化の構築

    体験価値を向上させるためには、顧客や従業員からのフィードバックを収集し、それを迅速に改善に活かす仕組みが必要です。たとえば、顧客アンケートを定期的に実施し、新しい機能やサービスに関する意見を反映することは、顧客満足度を向上させる手法の一つです。また、従業員からの意見を受け入れやすいオープンな文化を作ることで、職場の活性化が期待できます。

    3. 一貫性のあるブランド体験

    スタートアップが信頼されるブランドになるためには、あらゆる顧客接点で一貫した体験を提供することが不可欠です。ウェブサイト、SNS、カスタマーサポート、さらには従業員の対応に至るまで、どのチャネルでも同じブランド価値を伝える努力が求められます。この一貫性が、顧客との信頼を深め、エンゲージメント向上に繋がります。

    成功事例:体験価値経営を実践するスタートアップ

    あるスタートアップは、顧客エンゲージメントを高めるために、早くからペルソナやカスタマージャーニーマップを全社で作成し共有していました。これにより、部署間の垣根を超えた一体感が生まれ、顧客体験がたかまり、利用率がたかまり売上も落とすことなく成長しました。また、従業員間のコミュニケーションにも好循環をもたらし、離職率が低く生産性の高い状態をキープできました。

    また、別のスタートアップでは、NPSを活用しカスタマイズサービスの見える化を行い、顧客が個別のニーズに応じた提案を受けられる体験を実現しました。この取り組みは顧客満足度を向上させるだけでなく、口コミやSNSでのポジティブな評判を生み、事業の拡大に大きく寄与しました。

    まとめ:エンゲージメントがスタートアップの未来を拓く

    スタートアップが市場で成功を収めるためには、顧客と従業員の両方のエンゲージメントを高めることが不可欠です。体験価値経営を軸にしたアプローチは、企業が信頼と支持を得て持続的に成長する基盤を築く手助けをします。

    顧客にとって「また利用したい」と思われる体験を提供し、従業員にとって「ここで働き続けたい」と感じられる環境を整えること。それこそが、スタートアップが次のステージへと進むための最大の武器となるのです。

    SHAR

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