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    2026.02.08 マーケティング
    【コラム】もうファンマーケティングって、やめませんか

    ファンマーケティング

    最近、よく耳にするようになった「ファンマーケティング」という言葉。

    推されるブランドになる、ファンとの関係性を深める、ロイヤルカスタマーを育てる…
    どれも素晴らしいコンセプトですし、僕自身もそれが大切なことだとずっと思ってきました。

    でも、ふと思うことがあります。
    **ファンマーケティングって、本当に“マーケティング”だけの話でいいんだっけ?**と。

    顧客のファン化だけでは、足りない。

    マーケティング担当者の多くは、顧客をどうファンにするか、に注目しています。
    体験設計やSNS運用、コミュニティ形成、UGCの活用など…ファンを増やすテクニックは日々アップデートされています。

    だけど、どれだけ仕掛けを凝らしても、肝心の“提供する側”がそのブランドに心から共感していなければ、薄っぺらくなるだけです。
    「中の人」みんながその会社のファンでないのに、外の人をファンにできるはずがないと思います。

     

    社内にも「推される」熱量を

    あなたの会社の社員は、会社の“ファン”ですか?

    ・うちの商品やサービスを、家族や友人に本気で勧めたいと思えるか?
    ・この会社で働いていることを、ちょっと誇らしく思えているか?
    ・もっと良くしたい、もっと多くの人に届けたいと思えているか?

    そうした“内なる熱”があるかどうかが、顧客に伝わる「体験」のクオリティに直結するんだと思います。

    つまり、本当に意味のあるファンマーケティングは、社内から始まるんだと思います。

     

    「マーケティング」から「全社推し活」へ

    私たちは今、「マーケティング」だけでブランドをつくれる時代にいないのかもしれません。

    広告やキャンペーンの外向きの努力も大事だけど、
    同じくらい重要なのが、従業員が自社に誇りを持ち、自分の仕事に意味を見出し、それを誰かに話したくなる状態をつくること。

    それはまさに、「社内ファン化」。
    そして「従業員による推し活」のはじまりです。

    たとえば――
    ・朝礼でお客様の喜びの声をシェアして「うれしさ」を循環させる
    ・社内ラジオで、現場のこだわりや裏話を届けて、共感を深める
    ・働く人の“らしさ”やストーリーを、社内外に発信する

    都市伝説ですが、
    飲料メーカーの社員の方が、新商品発売日に駅の売店で買って電車に向かって飲むことや、出版社の方が自社の雑誌を、読み終わりにわざと網棚に置いていくなど、ロングセラーになっている商品にはそのような話があります。

    そうやって従業員が会社を“推す”文化をつくっていくことで、本当の意味でファンとの関係も深まっていくのです。

     

    これからの時代、「全員で推す会社」へ

    これから必要なのは、マーケティング部だけががんばるブランドづくりではなく、全社的な“推し活”経営です。

    ・現場が「もっと良くしたい」と声を上げる
    ・開発が「これが本当にいい」と誇りをもつ
    ・人事が「この会社で働いてほしい」と思える
    ・そして、お客様が「この会社、応援したい」と自然に感じる

    そうした“推されるエコシステム”が生まれたとき、企業の成長は持続可能で、誰もがうれしい「三方よし」の世界になる。

     

    おわりに:もう、「ファンマーケティング」ってやめませんか?

    “ファンマーケティング”という言葉を、
    「顧客をファンにするテクニック」だと捉えるのは、そろそろ卒業してもいい。

    もっと本質的に、自分たち自身がファンになれる会社をつくること。
    その熱が、商品に、サービスに、接客に、伝わっていく。

    それができたとき、きっと“マーケティング”なんて言葉がいらないくらい、自然にお客様がファンになってくれているはずです。

     

    🟡 あなたの会社では、誰がいちばんのファンですか?
    答えが「社員です」と言えるなら、もう怖いものはありませんよね。

     

     

    SHAR

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