2024.06.10
エンゲージメント
【コラム】現代版「うさぎと亀」:ファネルとエンゲージの視点から
古典的な寓話「うさぎと亀」は、多くの人に馴染み深い物語です。この物語は、スピードと持続力の対比を通じて、粘り強さの重要性を教えてくれます。最近のビジネスにおいても、この寓話は大いに役立ちます。マーケティングファネルと顧客エンゲージメントにおいて、うさぎと亀を少し無理がありますが落とし込んでみました。
1. ファネルの「うさぎ」アプローチ
「うさぎ」は速さと効率を象徴します。マーケティングファネルにおける「うさぎ」アプローチは、迅速なリード獲得と短期間でのコンバージョンを目指します。デジタル広告キャンペーンやセールスプロモーションがその代表例です。これらの戦略は即効性があり、短期間で成果を上げることができますが、持続的な成長は次のステージでのカスタマーサクセスなどの動きが必要になります。
2. エンゲージメントの「亀」アプローチ
一方、「亀」は持続力と着実な進歩を象徴します。エンゲージメントの「亀」アプローチは、顧客との長期的な関係構築を目指します。コンテンツマーケティングやソーシャルメディアの活用、顧客サポートの強化などがその一例です。これらの戦略は時間がかかりますが、顧客のロイヤルティを高め、長期的な利益をもたらします。
3. ファネルとエンゲージメントの統合
現代のビジネス環境では、ファネルの「うさぎ」アプローチとエンゲージメントの「亀」アプローチを統合することが求められます。迅速なリード獲得とコンバージョンを達成しつつ、顧客との持続的な関係を構築することで、短期的な成功と長期的な成長を両立させることができます。
4. データ駆動型戦略の活用
その際に行動データやユーザーの体験データに基づく、データ駆動型のマーケティング戦略を採用することで、ファネルとエンゲージメントのバランスを最適化することができます。顧客データを分析し、個々の顧客に最適なアプローチを見極めることで、リード獲得からコンバージョン、そしてエンゲージメントまでのプロセスを効果的に管理できます。その際に重要になるのは、カスタマージャーニーマップやペルソナのような全部署で共有出来き顧客視点に立てる考え方です。
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5. 組織全体の協力
ファネルとエンゲージメントを効果的に統合するためには、マーケティング部門だけでなく、営業、カスタマーサポート、プロダクト開発など、組織全体の協力が不可欠です。部門間のシームレスな連携により、顧客体験を最適化し、持続的な成長を実現します。
おわりに
「うさぎ」と「亀」の教訓は、現代のマーケティングにおいても重要な指針となります。迅速な成果を追求する「うさぎ」のアプローチと、持続的な関係構築を目指す「亀」のアプローチを統合することで、企業は競争力を高め、持続可能な成長を達成することができます。TEGは、このバランスを実現するための戦略と実行をサポートし、ビジネスの成功に貢献します。
当社のコラムで人気記事が、イソップ寓話「3人のレンガ職人」です。童話がお好きな方は合わせてお読みください。
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