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    2021.02.23 エンゲージメント
    私たちのワークとライフをより充実させ豊かにしてくれるものは、良い関係から生まれる良い学び

    「人間はひとりでは生きられない」と言いますが、まさにその通りですよね。

    子供の頃は家族や先生、学校の友人などから思いやり、協調性、社会性、問題解決の方法などを教えてもらって育ちます。成人して社会人になれば同僚や上司、取引先やプロフェッショナルとして自分を成長させるための術を学び、結婚すれば自分のパートナーやその家族、そして子供から、親として、夫/妻としての役割を学びます。「人生は一生勉強」とも言いますが、この勉強にはやはり周りの存在は欠かせません。

    ただし、ハーバード・ビジネス・レビューの研究によれば、私たちは共に学ぶことでより多くを習得できるものの、ポジティブで、オープンマインドで、思いやりや活気にあふれている良い関係から生まれるものでなければ、人生を豊かにする良い学びにはつながらないのだとか。

    以前『タフな上司より、思いやりのある上司が部下と会社を成長させる!』の記事で、タフでネガティブな医師が部下の成長に貢献することができなかった事例を紹介しましたが、良い関係=良い学び、という方程式は理解ができます。ハーバード・ビジネス・レビューの研究でもこの良い関係というのは、私たちの思考力を高め、知識が吸収されやすくなり、才能が開花されやすくなるということもわかっています。

    良い関係をベースに良い学びを得るためにできる7つのこと


    ① ランチの時間でもいいですし、仕事の後でもいいですし、社内勉強会を開催して、一緒にTEDのような各界のエキスパートのプレゼンテーション動画などを見たり、一緒にオンライン講座を受けてみたりするのはいかがでしょうか。例えば「問題解決の良い方法は?」というテーマで同じ悩みを持った者同士が勉強会を開くのであれば、TEDの「厄介な問題を解決したい? ではトーストの作り方を説明してください」のような動画を視聴して、意見交換をしてみる、といったことでも十分良い学びにつながります。


    ② パソコンスキルからマネジメントスキルまで、その人が得意とすることを講座にして、チームメンバーに提供するというのも手です。私も以前、エクセルに長けている方の社内講座に参加したことがありますが、おかげで関数やピボットへの苦手意識を克服することができました。他にもポジティブなリーダーシップが得意な方は、マネジメントに苦労している人向けに講座を開くというのもありでしょうし、お互いの得意分野を共有して学びや実践につなげることで、強い組織づくりにもつながりますね。

    ③ 学ぶ時には目標をしっかり設定して、最後までやり遂げられるよう、コーチもしくはチアリーダーのようになってくれるパートナーがいると良いと思います。例えば一人がマーケティングのスキルを磨きたい、もう一人がワークライフバランスを実現したいと考えていたとします。定期的にお互いの進捗を褒め合い、次のステップに進むためにどんなことが必要なのか/計画しているのかなどを確認したり、「こういうこともできるかも?」と提案をしながら進めていくと、一人でやるよりも「あの人も頑張っているから私も頑張ろう」という気持ちにつながりやすくなるのではないでしょうか。

    ④ もし何か会社で問題になっていること、改善すべきことなどが見つかったとしたら、特別チームを結成して、協力し合って問題解決・改善に努めてみてはいかがでしょうか。例えば人事部が、会社の従業員エンゲージメントを高めるため、マネジメント層が従業員の動機づけを行えるようにならなくてはならない、と考えたとします。その場合、さまざまなレベルのマネジメント担当が参加できるグループを作り、セミナーやワークショップなどを行うことで、企業全体のエンゲージメントが高まるようになるはずです。

    ⑤ 自分の会社の製品やサービスを客観的に見つめる機会に恵まれることもあると思います。例えばホテルに勤めている人が自分のホテルにゲストとして友人や家族と滞在したり、病院であれば患者として受診したり、「自分がユーザー側だったら」という視点で見ることで気づきも多いと思います。その気づきは製品やサービスを知っているだけに顧客のものとは違ったものになるかと思いますが、だからこそより満足度高く利用してもらえるためにどんなことができるのかを社内で共有し、顧客の視点とプロバイダの視点をミックスさせてより大幅な改善につなげることができるはずです。

    ⑥ 『サイボウズの離職率が28%から4%へと低下した理由は、柔軟な組織作りにあり?!』の記事でもご紹介しましたが、最近は働き方も多様化しており、オフィス以外で仕事をしたり、在宅ワークをしたりという従業員も増えていると思います。でもそういった従業員を定期的に会社に呼び、お互いの仕事を通してどのようなことが大変だったのか、その壁を超えるためにどのような取り組みを行ったのか、などのストーリーを共有する機会をつくってみてはいかがでしょうか。そうすることで、一人で壁にぶつかりそうになったとしても、そこで共有された体験や価値観、学びを自分の仕事に活かせることができるはずです。定期的に顔を合わせることで、リモートで働く従業員が自主的に会い、情報共有をする機会を作るようになれば理想的ですね。

     

    学びの機会を広げるのは職場だけでなく、プライベートでも同じこと。例えばジャズピアノが趣味の女性がいたとします。いつもは一人で練習しているけれど、ベースやドラムのプレーヤーを探して一緒にセッションする機会を作ってみることで、一人でプレイする時とはまた違う感覚や高揚感を覚えるでしょうし、よりスムーズにリズミカルにプレイするためにどうすればよいかを考え、ディスカッションして、練習することで、お互いのスキルアップにもつながるのではないでしょうか。

    以上、いかがでしたでしょうか。良い関係を大切にし、知識やスキルを共有して学ぶことで、実りはきっと大きくなるはずです。組織の中でも、プライベートでも、チームワークを発揮できる場所を積極的に探してみてはいかがでしょうか。

    良い関係を構築するためのヒントは、下記記事をぜひ参考にしてみてください。

    プライベートだけでなく仕事でも活用できる、絆を深めるための『愛を伝える5つの方法』
    離職率を下げ、職場のチームワークと絆を深める“感謝”の力
    部下も会社も皆で一緒に成長するための、部下の上手な育て方
    映画『マイ・インターン』から得る、あらゆる世代が仕事や生き方に活かせる気づき

    参考:https://hbr.org/2016/01/we-learn-more-when-we-learn-together?utm_campaign=HBR&utm_source=facebook&utm_medium=social

    SHAR

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